ケーブルブランド探訪記(サエク編その8)
EFF-2000/V2(左)、HD1-6N(右) |
第8回目はサエク社のハイサンプリング対応高速同軸デジタルケーブル「EFF-2000/V2」とハイパーデジタル同軸ケーブル「HD1-6N」をご紹介する。
「EFF-2000/V2」は、世界初のバランスドシールド構造を採用した高速デジタルケーブルで、前作EFF-2000同様スープラ社がパテントを保有する導体素材を導入し、さらにケーブル構造に改良を加え、特にS/N改善のため制振機能としてR・レゾネイターの装着と外部よりのノイズ侵入防止対策として新手法の世界初バランスドシールド構造を採用しまし、これによりハイサンプリングのデジタル信号に対しても、高忠実度の信号伝送が可能にしたモデル。
一方、「HD1-6N」は、HD1-6Nは、高品位なデジタル音声信号の伝送で特に音質劣化の原因とされる、コモンモード・ノイズを徹底的に排除するために新しく開発した「ハイパーデジタル・アイソレーター」を搭載した画期的モデル。静電結合が最小になるように工夫され、これが音質的に有利とされる0.9dB以下という低損失設計により、デジタル伝送でのインピーダンス整合性を確実に実現してくれる。両モデルともに、価格帯としては同社のミドルクラスに属し、お薦めできるハイCPモデルとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【サエクブランドのプロフィール】
アクセサリー専門ブランド、サエクは、機器の進化に合わせ常に新しい素材、技術を導入した製品を開発し続ける同社の25年以上に及ぶ実績は多くのベストセラーを生み出している。 特に最近では、デジタル時代の進化にともない、デジタルケーブルの分野で多種多彩なラインナップを揃え、オプチカルを含め、この分野のトップメーカーとしての地位を築いている。素材と論理的な技術、音質の徹底した客観性がオーディオシステムの魅力を最大限に引き出してくれる同ブランドのラインナップを是非お楽しみいただきたい。
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