ケーブルブランド探訪記(古河電工 編その3)
μ-T1(左)、μ-T22(右) |
「μ-T1」はアーティストのエネルギーが迸るような臨場感を実現したいに最適。一方の「μ-T22」は繊細な中にも芯のある存在感を求める人に最適なモデルとなっている。
なお、「μ-T22」は『ケーブル大全2001』(大好評発売中!!)の吉田伊織氏による「お手頃価格で魅力的なスピーカーケーブルを探す」でも大絶賛を浴びたモデル。興味にある方はこちらもご参照いただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【古河電工のプロフィール】
同社は80年代初期より、OFC電源ケーブルを製品化するなど音質重視のケーブル製作における歴史は極めて古い。1986年には一方向性結晶無酸素銅PCOCC導体を開発し、オーディオケーブル界に新風をもたらした。このPCOCCには銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、結晶粒界が極めて少ないOFC導体。
同社はひき続き、このPCOCCに熱処理を加え、結晶構造や物性をコントロールしたμ導体を採用するようになり、現在に至るまでの主流となっている。また、デジタルケーブルには発泡テフロンを採用するなど、絶縁体の研究や構造も独自の設計ポリシーを持つ。
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