S/Aラボから普及価格帯のスピーカーケーブル新発売
SP12(上)、SP20(下) |
今回の新製品は、国産ハイエンドを手頃な価格で供給するというポリシーに沿って、普及価格帯ながら同社の斬新なケーブル技術を採り入れた戦略的モデルとなっている。種類は太さによって3種類ラインナップ。
外観は一般的な平行ケーブルのように見えるが、内容は導体、シース、構造まで徹底してこだわったS/Aラボらしい作りとなっている。
以下、同社のリリースから特徴を紹介しよう。
―SP20プロフェッショナルシリーズの特徴―
1、圧倒的に高品質な導体を採用
SP20シリーズには純国産の高密度5N度を採用。低速工程で打ち出されるため、組織が密で結晶内に不純物が少なく、長時間の使用に耐えられる。
2、情報の劣化が無く、振動に強い、CPW構造を採用
通常採用される集合撚りではなく、数倍のコストがかかるCPW(反転同心整列)構造を採用し、全帯域のリニアな伝送と音響バランスの適正化を実現。
3、次世代の音響材料と言われるHOP(ハイブリツドオレフィンポリマー)を採用
毒性が強く劣化するPVC(塩化ビニール)を排除し、高価なHOPを絶縁材に採用。HOPはテフロンに次ぐ電気的特性を持ちながら、難燃性で劣化も無い次世代の絶縁素材。単純構造ながら、広帯域に渡り高速給電能力を誇る。
4、LCRのバランスを適切に設計
ノイズの飛び込みや放射、長く引き回した際の劣化を防ぐべく、LCRバランスドデザインを採用し、電気回路としてのバランスも適正に設計。単純構造ながら、高価なハイエンド製品と同様の高度な設計が高音質化を実現。
5、業界トップメーカー(音響用電線)が音質と品質を約束
最も大切なファクターである音質は、綿密な設計、試聴、検査をクリアして決定。どのような機器とも最高のマッチングが得られ、ソフトとの相性もない。また、量産メーカーならではのスケールメリットで価格も適正。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
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