ケーブルブランド探訪記(オーディオリプラス編 その6)
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線材にはシールドも含め、6N高純度銅線を採用し、被覆材には高純度石英ガラスボールとPVCを使用したハイCPモデルに仕上がった。ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オーディオリプラスのプロフィール】
石英を様々なオーディオ製品に応用するコンセプトで長年にわたって、多くのオーディオファンの耳を魅了してきたオーディオリプラス社は、石英ビーズを封入したケーブルをはじめ、インシュレーターやアナログスタビライザーなど多彩な展開をみせている。
同社のケーブルの最大の特徴は、被覆に石英ビーズを封入することによるインシュレーション効果であるが、それだけではない。導体にも高純度の銅線を使用し、極低温などの物性処理を施している点や、銀ハンダなどよりも優れた特殊合金ハンダを使用する点など、随所に入念な配慮が行われている。
なお、高純度石英は分子の結合力が高いため制振伝播が速く、広い帯域で歪みを生まない。この特性によって、ケーブルの振動を排除する仕組みとなっている。
【オーディオリプラスの石英について】
オーディオリプラスの石英ガラス製インシュレーター及び、ケーブルの被覆材に使用している石英ポールは、オーディオ専用に、周波数帯域や振動レベル、個々の使用用途に合わせた、オーディオグレードとして開発された。また、非常に高価とされてきた石英ガラスを特殊製法で量産化し、オーディオグレードでありながら大幅なコストダウンに成功。インシュレーターとしては多少高価ではあるが、他の材質に比べ、驚異的な特性を獲得し、決して高価とは思えないサウンドクオリティーを実現する。