ケーブルブランド探訪記(オーディオテクニカ編 その12)
左は7018の構造図 |
両モデルはともに、湿気や振動に強く、ソフトなレオストマーシース採用し、導体をソフトにホールドして内外の振動やノイズを強力に抑制する(レオストマーは理研ビニール工業(株)のコンパウンド登録商標)。
PCOCC+Hi-OFCの同芯撚りで、低域用、高域用導体の2ウェイ&ツイスト構造で、
しなやかでバランスのとれた高音質を実現する。また、アルミカーボンテープを採用することで、振動による静電ノイズを抑制し、高安定伝送を再現。
さらに同2モデルは耐熱性にすぐれたシースでハードな条件のカーステレオ伝送にも最適であり、ケーブルの接続部をしっかりガードする端末チューブも特徴的である。
スーパーウーハーやウーハーなどのハイパワー伝送に最適な「AT7018R」とツィーターやスコーカーなどのワイドレンジ伝送に最適な「AT7012R」をぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●オーディオテクニカ社のプロフィール
オーディオテクニカは、アナログメーカーとしての長い実績を生かし、豊富なアクセサリーの開発を手掛け、現在に至るオーディオファンお馴染みの国内のトップブランドである。ケーブルの開発に関してもその積極的な姿勢が惜しみなく投入されている。素材競争の中でもいち早くLC-OFCを導入し、その後もPCOCCや6N銅線、Hi-OFCの開発など、常にリーダー的な役割を担ってきた同ブランド。線材だけではなく絶縁材や被覆に関してもセラミック系やゴム系など数々の素材に関しても果敢な研究を続け、現在はハイブリッド構造の線材とレオストマー絶縁体、チタン配合シースにその技術の集大成がある
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