ケーブルブランド探訪記(オーディオテクニカ編 その14)

公開日 2001/10/09 09:19
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AT6138(左)/AT6139(右)
●第14回目はオーディオテクニカのOFCタイプのスピーカーケーブル3種類をご紹介する。

「AT6139」(\800/m)はOFC平行タイプの限界性能を追求し、ワイドレンジでパワフルなエネルギーを再現する。0.1mm径の極細素線を532本撚リ合わせ、低域から高域まで伝送損失をムラなく低減。広帯域な2スケア・タイプ平行ケーブルで、シースも無着色。顔料による音質への影響も問題ない。PCOCCとの聴き比べなどもお試しいただきたい。

「AT6138」(\500/m)は明るくダイナミックで広帯域でバイワイヤリングにもぴったり。
高純度なOFC(無酸素銅)導体を採用し、AT6139と同じ0.1mm径の素線を336本撚リ合わせた、オーソドックスな平行タイプ。4×8mmの適度な太さで柔らかく、端末処理も容易である。バイワイヤリングなど、気軽なグレードアップにも好適のモデルである。
使いやすい平行タイプで導体は高純度OFC。
クリアーな音質が用途を拡大。

「AT6137」(\300/m)はOFCケーブルのベーシックタイプ。0.1mm径の素線を196本撚リ合わせて広帯域化をはかった。シースも音質重視の無着色透明PVC。ピュアオーディオからAVスピーカーのグレードアップまで、気軽に幅ひろく使用できるモデルである。

●オーディオテクニカ社のプロフィール
オーディオテクニカは、アナログメーカーとしての長い実績を生かし、豊富なアクセサリーの開発を手掛け、現在に至るオーディオファンお馴染みの国内のトップブランドである。ケーブルの開発に関してもその積極的な姿勢が惜しみなく投入されている。素材競争の中でもいち早くLC-OFCを導入し、その後もPCOCCや6N銅線、Hi-OFCの開発など、常にリーダー的な役割を担ってきた同ブランド。線材だけではなく絶縁材や被覆に関してもセラミック系やゴム系など数々の素材に関しても果敢な研究を続け、現在はハイブリッド構造の線材とレオストマー絶縁体、チタン配合シースにその技術の集大成がある。

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