ケンウッドの新提案! 薄型ノートPCと本格オーディオを融合させた「AVENUE」登場
オーディオ部のデザインが目を引く |
従来型のオーディオからの脱却を図り、新しいオーディオ市場の創造を目指すケンウッドと、映像と音を切り口にした新しいPCライフの創出を目指すイーヤマの2社の方向性が一致し、本機が企画された。本機のコンセプトは「Designed Music PC」。あえて“Design”という単語を前に持ってきたところに意気込みを感じさせる。
PC部は薄型、軽量で抜群の機動性を持つB5ファイルサイズ。CPUには省電力設計で発熱量の少ないTransmeta社の「Crusoe」を採用している。OSはWindows XP。
オーディオ部は、PC部とテイストを合わせたメタリックでシャープなデザインを採用。「Designed Music PC」の名にふさわしいスタイリッシュな印象だ。アンプ部は本格的なセパレートアンプ方式を採用、ラジエーションノイズを抑えた高音質再生を実現した。本体上面にタンデムで装備された2つの12cmメディアドライブ部は、DVD-ROMドライブとCD-R/RWドライブとなっている。さらに、本体下部に装備されたMD部は新規格「Net MD」にいち早く対応。オーディオ部単体でWMA、MP3の再生に対応しており、様々なフォーマットの再生が可能。FM/AMチューナーも搭載しており、正真正銘のオールインワン製品だ。
オーディオ部の実用最大出力は20W+20W。スピーカーには、省スペース防磁設計の長円型ユニットが採用されている。
オーディオ部とPC部は「USB2.0」で接続される。PCアプリケーションソフトとして、ケンウッド・ジオビット製の「StageMaster」が用意されており、PCからNet MDやDVD再生ソフトの起動、各種音楽圧縮フォーマットの作成と再生、音楽用CD-R/RWの作成などが統合的に操作できる。
ソニーなどからもPCとオーディオの融合を目指した製品が発売されているが、本機は、PC部がノート型であったり、オーディオ部とPC部を切り離していたりと、革新的なアイデアが随所に盛り込まれている。発売まで少し日があるが、楽しみに待ちたい製品だ。(Phile-web編集部)
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