ケーブルブランド探訪記（ノードスト編　その10）

Red Dawn REV II

●第10回目は同社のスピーカーケーブル「Red Dawn REV II.」をご紹介する。同モデルはREV�U となることで、大幅な性能アップを実現させた。その音質はノードストのフラッグシップSPMに大きく近づき、この価格帯では飛び抜けた再生音が楽しめる。
このREV II.　では8NOFC導体を10本のグループに分け、片チャネルにつき40本を使用。1本の導体はそれぞれ銀コーティングされ、1本の導体を平行に配列し、正確な距離を置いてテフロンの圧延処理が施されている。なお、注文に応じてバイワイアリングも可能である。（季刊・オーディオアクセサリー編集部）

●ノードスト社のプロフィール
ノードスト社は現在、10種類以上のケーブルを提供している。そして、NASAと共に宇宙開発プログラム（スペースシャトル等）で、ケーブルのテフロン圧延技術（ノードスト社特許）を開発し、この技術を民生用に移転し、 オーディオケーブルとして新たに製品化したのが、同社の代表モデルのフラットラインケーブルである。
このテフロン圧延技術は、NASA以外でも、軍事、核施設、医療、コンピューター向けの特殊ケーブルとして、 高度な性能が要求される分野で使用されている技術である。
同じデザインに基づき、拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐため、単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術が、導体間の正確なスペーシング（距離）導き出し、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを極めて低く押さえることができる。また、信号の伝達速度は光の95%に達し、究極の高音質を実現させている。