ケーブルブランド探訪記(PAD編その6)
このプラズマ(金属の化合物のパウダー)は流砂とほとんど同じような密度を持ち、高性能なシールド効果を発揮する。さらに同社の専売特許である、最新プログラムのクライオジェニクスとマグネトストリクションとの相乗効果によって、他のどんなPADの製品よりも低いノイズフロアと高S/Nを実現した。
なお、同シリーズにはインターコネクトケーブルとスピーカーケーブルがラインナップされている。インターコネクトはRCA-RCA、XLR-XLR、RCA-XLRの仕様がある。
また、スピーカーケーブルにはステレオワイヤ,バイワイヤ、ヴァーティカル・バイワイヤ、トライワイヤの仕様が揃っている。端末は1/4インチスペード、8mmスペード、バナナ、スピコン等の選択が可能だ。ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●PAD社のプロフィール
PURIST AUDIO DESIGN(PAD)の歴史は1987年に始まる。創立者のジム・オッド氏は元油田探索会社の情報伝達技術者であり、ダイナマイトで爆破した海底の情報を船上に伝送する過程で、振動や電磁波の研究をすることになる。それが、リキッドジャケットという斬新でユニークな発想につながることとなる。この特殊な液体を注入するという構造を採用することで、固体のシールドではしきれない振動や電磁波を、より効果的に排除することができるのだ。その他、素材の超低温(クライオジェニックス)処理などさまざまな技術を応用させ、過去に類例を見ない斬新なケーブルの開発に成功し続けている。
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