フォンテック創立30周年記念のベートーヴェン交響曲全集5枚組が登場
オーケストラル・オペラ「ラインの黄金」、関西二期会における「パルジファル」、新国立劇場での「青ひげ公の城」等、2000年の公演で偉大な足跡を残し第32回サントリー音楽賞を受賞した飯守泰次郎。贈賞理由の筆頭に挙げられたのが、3月から12月にかけて行われた新ベーレンライター版による「ベートーヴェン・ツィクルス」であった。
本作は「巨匠たちの時代」の演奏法を排し、徹底的に"ベートーヴェンの意志"の実現を目指した作品である。バイロイト音楽祭等で数々の巨匠から薫陶を受けた飯守が、ヨーロッパの伝統に根ざしながら、また土壌として彼の地がもつ「批判精神」を継承し、新たな境地を開拓した自信作となっている。ぜひともお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【タイトル】『ベートーヴェン 交響曲全集』
【演奏】
指揮/飯守泰次郎
演奏/東京シティ・フィル
松田昌恵,ソプラノ
西明美,アルト
成田勝美,テノール
木村俊光,バリトン
相良文明,合唱指揮
混声合唱団 明響
【品番】FOCD9160-64
【価格】¥4,200(税込み)
【発売日】 2002年3月21日
【収録曲】
交響曲 第1番 ハ長調 Op.21
交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
交響曲 第7番 イ長調 Op.92
交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱つき」
【録音】
2000年3-11月 2001年12月 東京文化会館におけるライヴ録音
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