ジャパン・ストリングス・クヮルテット待望の第2弾が登場
JSQはヴァイオリニストの久保陽子氏が永年、交友関係にあったメンバーへの呼びかけによって、ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲の演奏を目的に結成された。
1995年よりスタートした全曲演奏は、NHK衛星第2(BS2)で放映され、大きな反響を呼んだ。そして2000年夏、2度目の全曲公演の開始を機に、満を持してCD録音をスタートさせた。本作は2000年11月の第1弾に次ぐ待望の第2弾となっている。
弦楽四重奏曲第10番「ハープ」は、ベートーヴェン中期の傑作であり、思索的楽想の柔軟で簡潔な表現が美しい。
一方の第14番は、全7楽章が休みなく演奏され、一貫した精神的深さを示す後期の代表作である。
なお本作は音質的にも極めて評価が高く、5月21日発売の『オーディオアクセサリー105号』の「12人の評論家が選ぶ優秀盤オーディオグレード」でも斎藤宏嗣氏による選出を予定しているので、こちらもぜひともお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
関連リンク