エクストン、小林研一郎指揮によるライヴ録音CD発売[その2]
このアルバムは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との結びつきを証明するように、ドヴォルザークの「新世界」とスメタナの「モルダウ」というチェコの2大名曲ともいうべきレパートリーを1枚に収めたもので、どちらも日本フィルハーモニー交響楽団とのライヴ録音だ。
「新世界」では小林研一郎は持ち前の熱さを前面に押し出しながらも、4楽章の流麗な弦楽器群、絶妙なルバート、とこの大交響曲を完璧に捕らえきっており、まさに誰の演奏にも似ていない小林研一郎の真骨頂を披露している。
颯爽とした早いテンポで進められる「モルダウ」も、郷愁を誘う詩情豊かな名演である。
同時に『サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」』と『スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より』を実演収録したCDも発売される。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【タイトル】『サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」』
『スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より』
【演奏】小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団
【品番】OVCL-00081
【価格】\2,800
【発売日】2002年6月19日