ケーブルブランド探訪記(AET編 その2 6N-14AW)
6N-14AW ¥1,200/m |
同モデルの第1の特徴は国産の超高品質導体を大量に採用している点にある。最も高価な国産の6N銅を採用し、表面は鏡面レベルに仕上げたものである。
構造には独自の特殊扁平配置を採用することで、有害な機械振動を効果的に排除し、電磁誘導などの干渉を抑え、ダイナミックで、透明なサウンドを引き出す。
また、同モデルは音響のバランスを整えるために特殊な巻線CPW(反転同心整列)巻きを採用。この巻き方は機械的、電気的な安定性を引き出し、クリアでありながら、力強さや密度感も同時に引き出すことができる。
被覆には世界で初めて実現した高機能素材のMGNH材を全面的に採用。このMGNH材は、テフロンと同等の電気特性を誇り、オイル並みの低共振性を兼ね備えた理想のケーブル素材であるという。同素材のマグネシウム系の微粉末は電磁波や静電気を除去し、同時に燃焼も抑えてくれるという。
このように同社の最新技術が満載された超ハイCPモデルをぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●AET社の概要
AET(Audio Equipment Technologyの略)は1981年にHCP(Highend Cable Products)として設立。80年代後半に発表した、ハイエンドホースシリーズが注目を集め、2001年度より社名をAETと改め、高度な低温処理技術を取り入れたラインナップが人気となった。2002年度にはアモルファス合金を採用したGAIA、URシリーズなどが誕生し、オーディオ分野や映像分野でハイエンドケーブルとして高い評価を得ている。
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