「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.77とNo.78を紹介!

公開日 2003/04/15 11:01
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(左)No.77:ベルリオーズ「幻想交響曲/レリオ」(右)No.78:ベルリオーズ「レクイエム」
●コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社から発売された、「DENON CLASSICS CREST 1000」のNo.77:ベルリオーズ「幻想交響曲/レリオ」とNo.78:ベルリオーズ「レクイエム」をご紹介する。

◆No.77:ベルリオーズ「幻想交響曲/レリオ」

・ベルリオーズの内的世界に深く迫る。続編レリオへと続く本来のスタイルで。
絶望のあまりアヘンを飲み芸術家は自殺をはかる。幻覚の中で錯乱と恐怖のエピソードが音で綴られる。ここまでが「幻想交響曲」、そして彼が幻覚から目覚めるところから「レリオ」ははじまる。俳優による語り、独唱、合唱、オーケストラによって表現される人間の葛藤が現代に生きるわれわれに鮮烈に訴える。作品の根底をしっかりとらえた演奏はかつてない説得力をもつ。

・ディスク番号:COCO-70481〜82
・価格:\1,500
・指揮者名:エリアフ・インバル指揮
・楽団名:フランクフルト放送交響楽団、ダニエル・メスギシュ(語り)、キース・ルイス(テノール)、ウォルトン・グレンロース(バリトン)、フランクフルト聖歌隊、フライブルク声楽アンサンブル
・録音:1987年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術特選

◆No.78:ベルリオーズ「レクイエム」

・宗教音楽のイメージを塗り替える問題作。光と闇の世界をインバルが鮮やかに描く
レクイエムは作曲者本人が最も重要な作品と考えていたもの。4組のブラス・バンド、8対のティンパニ、巨大な合唱を加え劇的に描かれる「最後の審判」、鋭いリズムが胸をえぐる「ラクリモサ」、それまでの宗教音楽のイメージを塗り替える革命的問題作。ベルリオーズの近代性に深い共感をもつインバルの表現は、圧倒的なクライマックスやかぎりなく優美な音楽を描きながら、その根底に常に一貫した説得力が流れている。

・ディスク番号:COCO-70483〜84
・価格:\1,500
・指揮者名:エリアフ・インバル指揮
・楽団名:フランクフルト放送交響楽団、キース・ルイス(テノール)、ハンブルクNDR合唱団、ORFコンサート協会合唱団
・録音:1988年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード・アカデミー賞、レコード芸術特選

・2タイトルとも現在発売中

・ベルリオーズの世界を是非とも堪能して頂きたい。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

◆エリアフ・インバル
指揮者。1936年エルサレム生まれ。バーンスタインの推薦で奨学金を得て、パリ音楽院で学ぶ。63年グイド・カンテッリ指揮者コンクールで1等を受賞後、各地で活動を開始。74年から89年までフランクフルト放送交響楽団の音楽監督、同楽団を世界的なレベルに引き上げた。レパートリーは古典派から20世紀音楽まで幅広いが、特にマーラー演奏は定評がある。95年から2000年まで東京都交響楽団の特別首席指揮者、現在はベルリン交響楽団の首席指揮者。

問い合わせ先
コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
(DENON)
п@03-3584-8111
FAX 03-3584-5176



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