「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.121とNo.122を紹介!
(左)No.121:ブラームス「ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」(右)No.122:ドビュッシー「前奏曲集第1巻」 |
◆No.121:ブラームス「ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」
・比類無きダイナミズムと迫真性。いまや稀少となった濃いブラームス。
ゲルバーは独墺系のレパートリーの数少ない正統な解釈者として知られており、看板のベートーヴェン同様、このブラームスもずっしりとした質量を備えた濃密な演奏。気宇壮大な強奏と息を呑むデリケートな弱音の間を自在に駆けめぐるダイナミズムは比類がなく、聴くものの心臓をわしづかみにするような迫真性は魔力的でさえある。名エンジニア、ヴィルモースの録音が、ディスクに収まりにくいゲルバーの演奏のリアリティを完璧に再現。
・ディスク番号:COCO-70533
・価格:\1,000
・演奏者名:ブルーノ=レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
・録音:1992年[PCMデジタル録音/MS 20ビット・プロセッシング]
・推薦:レコード芸術特選
◆No.122:ドビュッシー「前奏曲集第1巻」
・円熟のベロフによる2回目の全集録音。世界的な絶賛を受けた名盤。
右腕の故障から復活を遂げたベロフの演奏は、はるかに円熟の度を増し表現は音楽の核心をとらえ深い味わいに満たされる。1994年にスタートした2回目の全集録音となるこのドビュッシーは世界から絶賛を受けている。フランスの知性と感性が最高の形で融合した現代ドビュッシー演奏の必聴盤といえるもの。
・ディスク番号:COCO-70534
・価格: \1,000
・演奏者名:ミシェル・ベロフ(ピアノ)
・録音:1994年[MS 20ビット・デジタル録音]
・推薦:レコード芸術特選
・2タイトルとも現在発売中
・ブラームスとドビュッシーの世界を是非とも堪能して頂きたい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆ミシェル・ベロフ
・ピアニスト。1950年エピナール生まれ。1966年にパリ音楽院で1等賞を得て卒業。オリヴィエ・メシアン国際ピアノ・コンクールで優勝。フランスを代表する名手として世界的な評価を得て録音、演奏に活躍。右腕の故障のため一時第一線から退いていたが、近年見事に復活をとげ2回目のドビュッシー全集の録音を完成した。ベロフの演奏はどれを聴いても表面を取り繕っただけの印象に終わることがない。知性と直観力が見事に融合した深みのある音楽作りが特徴。
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