「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.137とNo.138を紹介!

公開日 2003/05/30 12:07
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(左)No.137:「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・リサイタル」(右)No.138:J.S.バッハ「フルート・ソナタ全集」
●コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社から発売された、「DENON CLASSICS CREST 1000」のNo.137:「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・リサイタル」とNo.138:J.S.バッハ「フルート・ソナタ全集」をご紹介する。

◆No.137:「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・リサイタル」

・ただ一台のガンバによる深遠な世界。
古楽界の導師として尊崇を集めるヴィーラント・クイケンの貴重なソロ・リサイタル盤。チェロでは代用不可能な、ガンバの幽玄で繊細な魅力が美しく結晶している。無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための曲は数が少なく、このディスクは主要な作品のほとんどをカヴァーしている。いずれも心をとらえて放さない名品揃いであり、これらの作品のなくして、あのバッハの無伴奏チェロ組曲は生まれなかったであろうことがよくわかる。

・ディスク番号:COCO-70555
・価格:\1,000
・演奏者名:ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
・録音:1993年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦

◆No.138:J.S.バッハ「フルート・ソナタ全集」

・デンオン・アリアーレ・シリーズはこのアルバムとともにスタートした。
1989年、デンオン・アリアーレ・シリーズはこのアルバムとともにスタートした。すでにトラヴェルソの稀代の名手として知られていた有田は、アリアーレの幾多の名盤と共に更に存在の大きさを増し、その名を世界的なものにしてゆく。有田は2000年にバッハを真作のみ、別のコンセプトで再録音しているが、有名な変ホ長調等いくつかのソナタは旧盤のみの収録。演奏面でも、この演奏の溌剌とした清心な表現は今なお色褪せない。

・ディスク番号:COCO-70556〜57
・価格:\1,500
・演奏者名:有田正広(フラウト・トラヴェルソ)有田千代子(チェンバロ)鈴木秀美(バロック・チェロ)
・録音:1989年[PCM デジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦

・2タイトルとも現在発売中

・ヴィオラ・ダ・ガンバの音色と、バッハの世界を是非とも堪能して頂きたい。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

◆有田 正広
・フルート奏者。1940年生まれ、72年桐朋学園大学卒業、日本音楽コンクール1位を獲得。翌年オランダに留学し、現代フルートの前進楽器であるフラウト・トラヴェルソを第一人者バルトルド・クイケンに師事。75年にブリュージュ国際音楽コンクールのトラヴェルソ部門で1位。留学中からヨーロッパ随一の古学奏者たちと共演し、国内では東京バッハ・モーツァルト・オーケストラを指揮。90年サントリー音楽賞受賞。世界的なトラヴェルソ奏者である。

問い合わせ先
コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
(DENON)
п@03-3584-8111
FAX 03-3584-5176

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