ケーブルブランド探訪記(AnalysisPlus編 最終回「PowerOval」)

公開日 2003/07/14 08:40
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PowerOval \48,000(1.2m)
●AnalysisPlus編の最終回、第10回目は同社の電源ケーブル「PowerOval」をご紹介する。同モデルはACパワーケーブルで発生するトラジェント・ノイズが負荷による突然のレギュレーション変化によって提起されることを確定した結果として完成された電源ケーブルである。
 この「PowerOval」は低インピーダンスのシグナルパスによってその発生を最小にし、さらに外周にシールドを施すことにより、高域周波数がノイズによって汚染される問題も解消している。コネクターにはWattaGateの320IEC、プラグにはMarincoのホスピタルグレード8215Tが採用されている。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)


●ブランドプロフィール
アナリシス・プラスは1993年、コンピューターの技術的なコンサルティングを行う会社として設立された。主催者であるマーク・マーケル氏を中心とした、電気工学や物理学を習得した先端科学の専門家集団である。
同社は本業であるコンピューターシュミレーションによって辿り付いた電流伝送における究極の低インピーダンスケーブルを開発した。それはケーブルにおける純度や素材競争よりも、まだまだその構造にはやるべきことがあったということを明らかにするケーブルであった。「正しい伝送のケーブル」を提唱する同社の技術の核となるのが次にご紹介する独自のホロウオーバル構造である。
ホロウオーバル構造とは中空の楕円形状を意味する。これは導体に細い素線を編み上げ、中空の楕円状態を作り出すことによって、表皮効果をなくし、近接効果を排除することが実現できる構造である。
表皮効果と近接効果を排除することにより、レジスタンスとインダクタンスの上昇は最小限に留められ、結果として低インピーダンス伝送を成し遂げることができる、効率の良いケーブルを作り出すことができたのである。
このようにコンピューターシュミレーションによって誕生したこのホロウオーバルケーブルは様々なグラフによるデータでも実証された、世界でも例を見ない信頼性の高いシリーズとして誕生した。ラインナップはスピーカーケーブル、ラインケーブル、デジタルケーブルからパワーケーブルまであらゆるモデルが出揃っている。

●製品に関するお問い合わせ先
コンチネンタルファイーイースト
TEL:03(3583)8451

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