「オーディオ銘機賞2004」選考会開催! 審査委員長・斉藤宏嗣氏が語る今年のキーポイント
評論家側の審査委員長を務める斉藤宏嗣氏 |
本賞はオーディオ文化の向上と、マーケットの活性化を目指して22年前に創設されたもの。選定にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏に、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員を加えており、これが本賞の大きな特徴となっている。
選考会に先立ち、評論家側の審査委員長である斉藤宏嗣氏より、今回の選考のキーポイントを挙げてもらったのでご紹介しよう。
「SACDやDVDオーディオが定着してきたことが、プレーヤー部門のノミネート製品を見ても顕著に現れています。また、AVの隆盛を受けて、ユニバーサルプレーヤーの増加など、ビジュアルとの融合が図られてきているのも注目点でしょう。このようなソフトの変遷が、アンプとスピーカーにも影響を与えています。」
「アンプでは、アナログとデジタルの二極化が進んでいます。アナログレコード再生と愛称がよい真空管アンプが人気を集める一方、フルデジタルアンプでも性能の良いものが登場しています。」
「スピーカーでは、昨年まで小型製品が多い印象があったのですが、今年はTADを頂点として、大型のハイエンドモデルが多数登場しています。」
「これら最近の潮流を考えると、部門賞は相当に多彩な顔ぶれが揃うものと思います。また、三賞はスピーカーとデジタルアンプを中心として決まるのではないかと推測しています。」
(Phile-web編集部)
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