ケーブルブランド探訪記(ACROLINK編 その2「6N-S1052」)

公開日 2003/11/17 08:52
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●アクロリンク編の第2回目より、いよいよ同ブランドのラインナップをご紹介していくこととする。まずは同社の最もお求め安い価格のスピーカーケーブル「6N-S1052」をご紹介する。

同モデルは長距離伝送にも音質の劣化を抑えるため、線の間を大きく取り容量を極力低くしたベーシックな平行ケーブルである。導体には上位モデルと共通であり、伝統の高純度ストレスフリー6N銅を採用している。また、絶縁体とシースに高分子ポリオフィレン系の新素材を採用した点は旧アクロテックブランドの製品とは大きく異なる点である。
 
旧モデルでは到達できなかったハイスピード&ハイレスポンスでナチュラルな音質を高次元で実現したスピーカーケーブルとなっている。使いやすさも魅力の一つ。ホームシアターのサラウンド用としても高い能力を発揮するモデルである。ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)


●アクロリンクのプロフィール
アクロリンクケーブルの大きな特徴は導体に6NCuを採用している点にある。銅生産の大手である日本工業(株)(現・日鉱マテリアルズ社)が1985年に研究開発に着手し、1987年に量産化に成功。1989年にはアクロテックの処女作として「6N-1010」を発売し、全世界で生産終了までに30万km以上の販売実績を誇った。なお、同モデルはアクロリンク「6N-A1010U」として引き継がれている。
このアクロリンクブランドでも、独自のストレスフリー6N銅導体を継承しつつ、シースや絶縁体には高分子ポリオレフィン系の新素材を採用した。この新素材の特製は誘電率が低くいため静電容量が極めて少ない。さらに、この素材は結晶構造を持つ数少ない新素材であるために、成分によって振動をコントロールすることができるというメリットを持つ優れた素材である。
また、プラグも素材に黄銅合金エゴプラスを採用することで一新された。同素材は三宝伸銅工業(株)が世界に先駆けて開発した鉛を含まず切削性・鍛造性・耐食性・強度のすべてに優れた理想的な特許素材である。
 このようにして生まれ変わったアクロリンクのラインナップはさらに、ストレスフリー7N銅を採用した新シリーズ「MEXCELシリーズ」を誕生させることとなる。
 
●製品のお問い合わせ先:
株式会社アクロジャパン
TEL:03(5369)2474

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  • ブランドACROLINK
  • 型番6N-S1052
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥2,500/m
【SPEC】
●導体:6NCu/0.18Φ×50本×2
●導体抵抗:13mΩ/m
●静電容量:13pF/m