ケーブルブランド探訪記(OYAIDE編その4「L/i 50 OFC R2.5」)

公開日 2004/03/29 08:51
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「L/i 50 OFC R2.5」 \13,000(1.5m)
●第4回目は同社で人気の高い電源ケーブル「L/i 50 OFC R2.5」をご紹介する。同モデルは、当初より廃版を予定していた「L/I 50 OFC POWER CABLE. Rev.2」の根強い人気に応えるかたちで、IECプラグをFI15GからSCHURTER 4781のブラッシュアップ品に変更し、「L/i 50 OFC R.2.5」として再販を決定したモデルである。

ケーブル部は内部導体に低温アニール処理無酸素銅を、絶縁材は振動吸収性に優れたシリコンを使用している。これにより瞬時の電流負荷変動による振動を吸収し、歪感を減少させることができる。また、スターカッド構造を採用することでノイズ対策も万全となっている。これは4本を撚り合わせることで低インダクタンスになり、電源線より発生する磁界を互いに打ち消しあい、減衰量を大幅に低下させるためである

プラグ部分は接触抵抗の少ない、ホスピタルグレードコンセント松下電工WF5018を採用。 インレットプラグには、SCHURTER 4781(2μ厚24kメッキ)のブレード部分(刃)をバフ加工し、表面を平滑化したうえに厚肉24金メッキ(2μ)施したものを採用している。価格的にも大変お求め安い同モデルを、ぜひともお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)


●ブランドプロフィール
オヤイデ電気は東京秋葉原に店舗を構える老舗電気店である。創業は昭和27年、モータトランス用マグネットワイヤーと絶縁材料の販売を開始することから始まった。オーディオ用の製品を販売するようになったのは今から約二十数年前、江川三郎氏の享受により日本初のオーディオ用電源タップ「OCB-1」を発売したことからである。ケーブルに関しても産業帯主体で販売していたが、オーディオ再生においても重要な役割を発揮することから取り扱いを開始。以後はお客様との直接の対話から数多くのヒット商品を生み出し続け、高性能で誰もが楽しめるオーディオアクセサリーをお求め安い価格で提供している。
 ラインナップはインターコネクトケーブルからスピーカーケーブル、デジタルケーブル、電源ケーブル、内部配線材まであらゆるジャンルが取り揃えられ、ケーブル単体やプラグ単体での販売も行っているので、自作ファンにも人気の高いブランドである。

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  • ブランドOYAIDE
  • 型番L/i 50 OFC R2.5
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格\13,000(1.5m)
【SPEC】
●線材:低温アニール処理無酸素銅線
●構造:スターカッド撚り構造
●芯線:4Sq(400/0.12×2)
●外径:10.6mm
●プラグ:WF5018
●コネクター:SCHURTER 4781(2μ厚24kメッキ)