ソリッドアコースティックスから多面体スピーカーシステム「SA-355i」が発売!
「SA-355i」は球体に近い正12面体の筐体それぞれに12個のスピーカーユニットを装備しており、自然界に近い、1点から全方位に放射していく仮想点音源・3次元無指向性を実現したスピーカーシステムである。
特長として、
(1)仮想点音源・3次元無指向性を実現した正12面体スピーカーシステム。
(2)上下左右、奥行きと360度に放射された再生音は広いリスニングエリアで距離減衰の起こりにくい、均一な音圧レベルと高域の減衰が少ない明瞭な音質を満たしてくれる。特に、大きなスペースで多人数が動き回る状況などに最適といえる。
(3)中国・上海近郊での生産体制を確立して日本で全品検品と組み立てを行い、普及価格と高品質維持を実現。
(4)1本のスピーカーが全方位に広い空間をカバーする為、従来に比べてスピーカーの必要本数を減らすことができ、さらに、スピーカーの設置本数が少なくなることによって、周辺機材を含めたシステム全体のダウンサイジングと施工の省力化・期間短縮を実現。
(5)従来型の指向性のあるスピーカーでは得られにくかった立体的な音像定位と豊かな音の広がりを確保。
(6)正対するユニットが相互に振動を打ち消しあうため、スピーカー自体はほとんど振動せず、床や壁から伝わる騒音(骨伝導)の発生を制御。
(7)ユニット1個当たりの放射エネルギーは全体の1/12となり、ハウリングに対して非常に良好な特性を保持。
(8)オプションとなる取り付け金具(天井吊り下げ、壁掛け、バトンハンガー、卓上スタンド、スタンド、アイボルト)で自在なセッティングが可能。
が挙げられる。
また、使用用途も、
(1)ホームユース
(2)公共施設
(3)商業施設
(4)ホスピタリティ施設
と多様な音空間に活かすことができる。
ソリッドアコースティックスではこれまでにも、「SIKKIM」や「#1019」、「755Professional」と、多面体スピーカーを製作・販売していたが、今回の「SA-355i」ではそれまでの技術を十分に発揮しつつも、先の特長であげたように、幅広いユーザーに向けた普及価格での発売となった。
価格はオープンプライスだが、市場実勢価格は「SA-355i」1本が5万円を切る値段で、また、同時発売の専用アコースティックイコライザー「SA-E355」も2万円を切る値段。セットでは合計10万円程度の見込みになる。
また、「SA-355i」は森本浪花音響計画(有)と業務提携を結んでの製作となっており、ホールや国会議事堂でのセッティングの実績がある、同社のノウハウも十二分に活かされている点にも注目したい。
ソリッドアコースティックスの企業目的である「新しい音空間の提供」と「パブリックスペースの音環境における品質向上に貢献する」がしっかりと反映された、新しいスピーカーシステムの誕生といえる。
最後に、ソリッドアコースティックスでは電話・FAX・E-Mailにて予約をすれば同社内のショールームで製品試聴もできるとのことなので、ぜひ、仮想点音源・3次元無指向性の音の世界を堪能していただきたい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
問い合わせ先
(株)ソリッドアコースティックス
TEL:03-5730-8532
FAX:03-5730-8533
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