第2回スーパーオーディオCDパーティー開催 出井会長「本物の音楽体験を」
●14日、東京・銀座ソニービルにて、「第2回スーパーオーディオCDパーティー」が開催された。1999年に誕生したスーパーオーディオCD(以下、SACD)にとって、5周年の節目となった。
SACDはCDを開発したソニーとフィリップスが次世代音楽メディアとして開発したディスクフォーマット。フォーマットで採用された、DSD(ダイレクトストリームデジタル)方式は、100kHzをもカバーする記録帯域など、これまでのCDをはるかに凌ぐ音楽表現能力を備えたパッケージメディアである。
挨拶に立ったのは、ソニー(株)会長兼 グループCEOの出井伸之氏。同氏は「SACDは1999年にブルーノートで発表してから5年経ちました。いいもの、いい音を作るのがソフトを制作するアーティストの原点。最近はダウンロードミュージックに注目が集まっていますが、違いのわかる人のためにSACDは登場しました」と述べ、「もし多くの人が『いい音』が何か分からず、高音質なものを切り捨ててしまったとしたら、何もかもが同じ製品になってしまいます。本物の音楽に出会うと、生活が一変する。そんな経験を多くの人に体験してもらいたいのです」と訴えた。
続いて、ソフト制作会社サイドの代表として、ユニバーサルミュージック(株)の代表取締役社長兼CEO 石坂敬一氏が挨拶を行った。同氏は「同一のコンテンツに複数のパッケージメディアが成り立つと確信している。そして、よい音楽を最高の音で実現するのがSACDという位置づけだ」と戦略を語った。
パーティは、人気テレビ番組「世界遺産」のテーマソングのコンポーザーである鳥山雄司のギター演奏でオープニングを迎えた。ケイコ・リーの生ライブなど、SACDソフトをリリースしているアーティストの演奏が行われ、非常に盛況だった。
(Phile-web編集部)
SACDはCDを開発したソニーとフィリップスが次世代音楽メディアとして開発したディスクフォーマット。フォーマットで採用された、DSD(ダイレクトストリームデジタル)方式は、100kHzをもカバーする記録帯域など、これまでのCDをはるかに凌ぐ音楽表現能力を備えたパッケージメディアである。
挨拶に立ったのは、ソニー(株)会長兼 グループCEOの出井伸之氏。同氏は「SACDは1999年にブルーノートで発表してから5年経ちました。いいもの、いい音を作るのがソフトを制作するアーティストの原点。最近はダウンロードミュージックに注目が集まっていますが、違いのわかる人のためにSACDは登場しました」と述べ、「もし多くの人が『いい音』が何か分からず、高音質なものを切り捨ててしまったとしたら、何もかもが同じ製品になってしまいます。本物の音楽に出会うと、生活が一変する。そんな経験を多くの人に体験してもらいたいのです」と訴えた。
続いて、ソフト制作会社サイドの代表として、ユニバーサルミュージック(株)の代表取締役社長兼CEO 石坂敬一氏が挨拶を行った。同氏は「同一のコンテンツに複数のパッケージメディアが成り立つと確信している。そして、よい音楽を最高の音で実現するのがSACDという位置づけだ」と戦略を語った。
パーティは、人気テレビ番組「世界遺産」のテーマソングのコンポーザーである鳥山雄司のギター演奏でオープニングを迎えた。ケイコ・リーの生ライブなど、SACDソフトをリリースしているアーティストの演奏が行われ、非常に盛況だった。
(Phile-web編集部)