オヤイデ電気からロングラン製品「OR-800」のニューバージョンが発売!
●秋葉原の老舗電材店、オヤイデ電気では、発売以来25年間、多くのオーディオや音楽ファンから絶大な支持を得続けてきた、スピーカーケーブル「OR-800」のニューバージョンをこのほど発売開始した。
原価の高騰やケーブル制作会社の廃業などにより、2年前に生産中止となっていたこの定番商品「OR-800」だが、その後も多くの問い合わせを受けたことから再生産を決定。1年半の試作と調整期間を経てリメイクされた製品は、『OR-800 Advance』と名付けられた。
『OR-800 Advance』は、歴史と実績に裏打ちされた製品として、リッツ線・ロープ撚り素線・綿糸巻き・カッド撚りなど、基本的な構造・製法を変えず、最新のマテリアルと高品質の導体を用いて、より洗練された高品質の音が追求されている。以下、製品の概要をご紹介する。なお、製品の詳細レポートについては、季刊・オーディオアクセサリー誌の116号(2月21日発売予定)にてご紹介の予定なのでお楽しみに。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆綿糸
ケーブルを設計する上で、誘電率、導体抵抗、静電容量などが上げられますが、振動、静電気に関しては重要な課題と考えます。
ケーブルには必ず電位差が生じますが、通電時の自己振動、外的な振動によりその電位差は激しく変化し、ノイズの原因となります。
綿自体振動しないため、他のコンパウンド材に比べ振動減衰という点では圧倒的な優位性があります。
綿糸および天然素材は、静電気を帯磁しないという特徴がありノイズの原因となる、静電気帯磁による電位差の乱れを防ぎます。
◆Yラグ
ケーブルが持つキャラクタを損なうことなく、むしろ能動的にトーンコントロールをするYラグを特別に製作。
2mm厚の無酸素銅の板材より、形状を打ち抜き加工し表面平滑処理を行った後、厚肉の銀メッキをかけ、さらにはパラジウムメッキを施すという作業をおこないました。
形状はどのスピーカーにも適応するよう6mm、8mmポスト対応。OR-800は素線が絶縁されているリッツ線を使用しているため、必然的に端末を処理した状態で出荷しなければ音が出ません。
端末加工工程として素線を一旦ハンダ槽に漬け込み、端末を合金化した上でYラグへハンダ付けを行います。
◆オレフィン外装
ケーブルを覆う外装は誘電率を低く抑えるため、ポリオレフィン系素材を採用。
従来のビニールに比べ、マテリアル自体の誘電率が1/3以下でさらには、外装硬度によるトーンコントロールを致しました。
◆導体
導体には、第1種OFC(無酸素銅線)を用い、7/57/0.12(399本)の極細線を4本使用。
細線の多芯撚りの場合、線間歪が発生しエネルギーロスや、電磁界の乱れによるノイズの原因となります。
リッツ線の場合、導体極細線1本1本にそれぞれ皮膜(UEW)があるため線間歪が発生しにくく、さらに、表皮効果により高周波特性の劣化を大幅に抑制しピュアな伝送を可能にします。
◆構造
ケーブルの内部構造は、スターカッド構造。
磁束の電磁誘導によて発生する起電力が隣同士で逆になるため、キャンセレーションが発生します。
そのため、一般的なシールド(銅編祖、アルミ箔)などを用い静電容量を上げることなく外来ノイズ、電磁波の遮断、漏洩を防ぎます。
◆ハンダ
RMA取得、無鉛(銀2.95%銅0.5%)ハンダ使用(非塩素系フラックス含有)。 配線のハンダ付けには、アメリカ・フェデラル規格のRMA取得のPbフリ−ハンダを使用。
錫-銀(2.95%)-銅(0.5%)の組成で音色も非常にバランスがよく、鉛フリーで鉛特有の曇りもありません。
音質が良くなる半田ではなく、あくまでも音に対して悪影響を与えないハンダです。
●取り扱い:オヤイデ電気
秋葉原店
東京都千代田区外神田1-4-13
TEL 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353
●営業時間 / 定休日
10:00〜19:00
毎週日曜日(祝日は営業)
原価の高騰やケーブル制作会社の廃業などにより、2年前に生産中止となっていたこの定番商品「OR-800」だが、その後も多くの問い合わせを受けたことから再生産を決定。1年半の試作と調整期間を経てリメイクされた製品は、『OR-800 Advance』と名付けられた。
『OR-800 Advance』は、歴史と実績に裏打ちされた製品として、リッツ線・ロープ撚り素線・綿糸巻き・カッド撚りなど、基本的な構造・製法を変えず、最新のマテリアルと高品質の導体を用いて、より洗練された高品質の音が追求されている。以下、製品の概要をご紹介する。なお、製品の詳細レポートについては、季刊・オーディオアクセサリー誌の116号(2月21日発売予定)にてご紹介の予定なのでお楽しみに。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
◆綿糸
ケーブルを設計する上で、誘電率、導体抵抗、静電容量などが上げられますが、振動、静電気に関しては重要な課題と考えます。
ケーブルには必ず電位差が生じますが、通電時の自己振動、外的な振動によりその電位差は激しく変化し、ノイズの原因となります。
綿自体振動しないため、他のコンパウンド材に比べ振動減衰という点では圧倒的な優位性があります。
綿糸および天然素材は、静電気を帯磁しないという特徴がありノイズの原因となる、静電気帯磁による電位差の乱れを防ぎます。
◆Yラグ
ケーブルが持つキャラクタを損なうことなく、むしろ能動的にトーンコントロールをするYラグを特別に製作。
2mm厚の無酸素銅の板材より、形状を打ち抜き加工し表面平滑処理を行った後、厚肉の銀メッキをかけ、さらにはパラジウムメッキを施すという作業をおこないました。
形状はどのスピーカーにも適応するよう6mm、8mmポスト対応。OR-800は素線が絶縁されているリッツ線を使用しているため、必然的に端末を処理した状態で出荷しなければ音が出ません。
端末加工工程として素線を一旦ハンダ槽に漬け込み、端末を合金化した上でYラグへハンダ付けを行います。
◆オレフィン外装
ケーブルを覆う外装は誘電率を低く抑えるため、ポリオレフィン系素材を採用。
従来のビニールに比べ、マテリアル自体の誘電率が1/3以下でさらには、外装硬度によるトーンコントロールを致しました。
◆導体
導体には、第1種OFC(無酸素銅線)を用い、7/57/0.12(399本)の極細線を4本使用。
細線の多芯撚りの場合、線間歪が発生しエネルギーロスや、電磁界の乱れによるノイズの原因となります。
リッツ線の場合、導体極細線1本1本にそれぞれ皮膜(UEW)があるため線間歪が発生しにくく、さらに、表皮効果により高周波特性の劣化を大幅に抑制しピュアな伝送を可能にします。
◆構造
ケーブルの内部構造は、スターカッド構造。
磁束の電磁誘導によて発生する起電力が隣同士で逆になるため、キャンセレーションが発生します。
そのため、一般的なシールド(銅編祖、アルミ箔)などを用い静電容量を上げることなく外来ノイズ、電磁波の遮断、漏洩を防ぎます。
◆ハンダ
RMA取得、無鉛(銀2.95%銅0.5%)ハンダ使用(非塩素系フラックス含有)。 配線のハンダ付けには、アメリカ・フェデラル規格のRMA取得のPbフリ−ハンダを使用。
錫-銀(2.95%)-銅(0.5%)の組成で音色も非常にバランスがよく、鉛フリーで鉛特有の曇りもありません。
音質が良くなる半田ではなく、あくまでも音に対して悪影響を与えないハンダです。
●取り扱い:オヤイデ電気
秋葉原店
東京都千代田区外神田1-4-13
TEL 03-3253-9351 FAX 03-3253-9353
●営業時間 / 定休日
10:00〜19:00
毎週日曜日(祝日は営業)
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