アナログカートリッジ・データファイル(ORTOFON編「MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>」

公開日 2005/03/23 11:17
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MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>
今回のアナログカートリッジ・データファイルは、ORTOFON(オルトフォン)の14回目、『MC☆スターシリーズ』の最高峰モデルで限定版の「MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>をお届けする。

ORTOFONの「MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>」は、
オルトフォンMCカートリッジの中で最もポピュラーで人気の高いシリーズ、「MCシリーズ」の第6世代となる最新版、MC☆スターシリーズの発売を記念して誕生した限定バージョンの最高級モデルで、30個特別限定で製作される。

伝統工芸の山中塗りによるウッド製ボディと、AUCURUM(オーキュラム)と呼ばれる6N純度銅線に4N24カラットの金メッキを施した線材をコイルに採用。発電機構には最新の技術を用い、針先形状はフリッツガイガー80、5/80μm、接触面積の広い、スーパーファインライン・スタイラスチップを採用した内容は、最高級機の「MC☆30W」と共通のものだが、このモデルは日本の伝統工芸である山中漆器、加賀蒔絵のあでやかな孔雀模様を身にまとっている。

螺鈿細工は、加賀蒔絵伝承作家の師池一貴(もろいけ いっき)氏によるもの。世界的な広がりを見せている懐中時計や万年筆などの蒔絵作家として、多くの実績を持つ人気作家の一人。MC☆30Wのスペシャルバージョンのために、美しい孔雀がデザインされた。

重厚な立体感を醸し出す高蒔絵(文様の部分だけを肉上げ、その上にさらに平蒔絵を施して立体感を出す技法)、典雅な絵文様を表す螺鈿細工と金箔、金粉を漆の中に散りばめた孔雀は、日本の伝統美を今に生かす豪華な逸品。聴いても見ても感動を誘う蒔絵カートリッジは、オーディオ製品としてのみならず、美術工芸品としても魅了する、音の宝石といえる仕上がりを実現した。

●ortofon(オルトフォン)は、創立以来86年。世界中で愛され続ける製品群を持ち、数多くの歴史的銘機を生み出してきた、デンマークの伝統あるアナログカートリッジブランドである。今も進化を続けて新作を創出し続けているアナログピックアップのみならず、各種オーディオ・ビジュアルケーブルの開発にも意欲的に取り組み、時代のニーズを先取りした導体の高純度化を実現。最新のデジタル伝送ケーブルでも高い評価を得ている。また、趣味の感覚を生かした各種オーディオ用のアクセサリーも自社開発により多数ラインナップしている。
(季刊・analog編集部)


「MC☆30W」(左)と「MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>」(右)
●取り扱い:オルトフォンジャパン(株)
〒113-0034
東京都文京区湯島2-2-6
お茶の水フジヤミウラビル6F
TEL:03-3818-5243

左の写真は、MC☆30Wスペシャルバージョン<孔雀>をより生かす、ウッド製の特製シェルに装着

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