アバンギャルドより新モデル「META PRIMO」登場 ペア945万のシングルボックスタイプ

公開日 2005/06/29 17:46
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

META PRIMO

本体は上下に分かれており、ステンレスのバスホーンをそれぞれ装備する

背面にアンプモジュールの入力端子部などを装備
(株)ティアック エソテリック カンパニーは、独アバンギャルド・アコースティック社の新スピーカー「META PRIMO(メタプリモ)」の受注を7月上旬より開始する。価格は945万円(ペア・税込)で、運搬費、据え付け費が別途必要になる。

フラグシップの「TRIO+BASSHORN」が1890万円(ペア・税込)なので、本機はそのちょうど半額となる。

今年のInternational CESで発表したモデル。フラグシップモデルのTRIO用に開発されたOmegaドライバーテクノロジー、バスホーンのために開発したADRICテクノロジーを継承し、バスユニットもホーンロードを採用したオール・ホーンロードのスピーカーシステム。システムは1トゥイーターホーン、1ミッドホーン、2バスホーン構成を採っている。

DUOと同径のミッドホーンには、強力なエネルギーを持つアルニコマグネットを新規に採用。

ちょうど真ん中あたりにトゥイーターホーンを装備

本体は上下に分かれており、それぞれにバスホーンを搭載する。バスホーンのウーファーはペーパーコーン採用の30cmドライバーを各チャンネルに4本搭載している。バスホーンのエンクロージャーは突き板仕上げで、バーズアイメイプルとローズウッドから選択できる。ホーン部はステンレスで、カラーはダークシルバー。

さらにバスホーン用のアンプモジュールを各チャンネルに2台装備。クロスオーバー周波数と音量は、アクティブクロスオーバーによってワイドレンジに可変することが可能。ホーン型サブウーファーとホーンサテライトの音のつながりを細かく設定でき、リスニング環境に合わせて調整できる。

スピーカー端子とアンプモジュールの調整スイッチ

アンプモジュールはボリューム調整も可能

なお、ホーンバスシステムには、小口径ホーンに特化した特殊な回路「ADRICテクノロジー」を新規に搭載した。ADRICはAdaptive Radiation Impedance Controlの略で、カットオフ周波数以下の低域レスポンスのリニアリティーを改善し、ホーン開口部が81cm2程度の小型でも18Hzまでの低域レスポンスを実現する。

ホーンの色は、標準色として白/銀/黒/青/緑/赤の6色から選択できるほか、別途料金を支払えば、特注で好みのカラーにカスタマイズできる。

デザインは、ヨーロッパで家具・時計などのインダストリアルデザインを多く手がけるスイスZED社のデザイナーグループ、Hannes Wettstein、Tobias Adamiの両氏が担当した。

【問い合わせ先】
(株)ティアック エソテリック カンパニー
TEL/0570-000-701

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
新着記事を見る
  • ブランドAVANTGARDE
  • 型番META PRIMO
  • 発売日2005年7月上旬
  • 価格¥9,450,000(ペア・税込)
【SPEC】
●型式:アンプ内蔵型サブウーファー付ホーン・スピーカーシステム ●周波数特性 :ホーンスピーカー →170〜20,000 Hz、サブウーファー→18〜350 Hz ●内蔵アンプ最大出力(1台):500 W(250 W×2)×2 ●最大許容入力:100 W ●能率(1w/1m):107 dB ●クロスオーバー周波数:170 / 2000 Hz ●入力インピーダンス:18Ω ●推奨アンプ出力:10W以上 ●外径寸法:670W×1,800H×650Dmm ●質量(1台):180kg