ボジョレーヌーヴォー解禁を楽しむ会をレポート!

公開日 2005/11/17 11:32
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(左)左から小山薫堂さん、林真理子さん、ジョルジュ・デュブッフ氏、辰巳卓郎さん(右)「ジョルジュデュブッフ ボジョレーヌーヴォー2005」

11月17日(木)の0時をもって解禁となったボジョレーヌーヴォー。そこで恒例となったサントリー(株)主催の「ジョルジュ・デュブッフ氏とともにボジョレーヌーヴォーを楽しむ会」をレポート。

はじめにサントリー(株)酒類カンパニーワイン事業部長の櫻井 鋼氏の主催者挨拶で会はスタートした。

櫻井氏は「ボジョレーヌーヴォーの市場は年々伸長してきていますが、今年も過去最高の昨年と同規模の100万ケースを越えるボジョレーヌーヴォーが日本に入ってきております。また、ボジョレーヌーヴォーの解禁パーティーが、たんなるブームではなく、ワインにおける一年で最大のお祭りとして、そして一つの文化として日本に定着したことを大変嬉しく思っております。」とコメント。

続いて“ボジョレーの帝王”、ジョルジュ・デュブッフ氏は、今年のボジョレーについて、
「今年のブドウは、理想的な天候に恵まれて成熟しました。栽培者たちの記憶にもめったにないほど完璧なできとなっています。そのため、発酵は順調に終了し、品質はとても高く、果実味・バランスが非常に素晴らしいワインとなりました。きめ細やかなベルベットや絹の衣を着たような厚い果皮に覆われた結果が、品質の良さを物語っています。色合いは、私がこれまでボジョレーで見てきた中で最も美しい色彩です。非常に新鮮味が溢れています。風味は、とても新鮮で、調和が取れ、熟した赤や黒の果実の香りが感じられ美味で高い風味です。2003年から何年もたたないうちに、違ったタイプでまた、このように素晴らしいヴィンテージに出会えるとは大変幸せなことです。2005年は今後、我々が長い間語り継ぐことになるヴィンテージになるでしょう。」
そして、1945年と1947年の2タイプのボジョレーを挙げて、
「2003年のボジョレーが1945年タイプのフルーティーな味わいの“ボジョレーらしいボジョレー”だとすると、今年のボジョレーは1947年タイプの豊かな風合いをもち、深い真紅の色が湛えたような深みある味を堪能できるボジョレーだといえます。そして、どちらのタイプも完璧なボジョレーであるといえます。」と説明してくれた。

ゲストには辰巳卓郎さん、林真理子さん、小山薫堂さんが出席。
「フレッシュでフルーティーなボジョレーももちろん美味しいですが、今年のような深い味わいのボジョレーの方が個人的には好みですね。」と辰巳さん。
そして、全員でのカウントダウンの後、今年のボジョレーヌーヴォーが解禁となった。

深い味わいを持つ大人のボジョレーヌーヴォー、是非ご賞味いただきたい。

(アナログ編集部)

●サントリー・ボジョレーヌーヴォー

「ジョルジュ・デュブッフ ボジョレーヌーヴォー2005」
容量:750ml
価格:オープン価格(カタログ価格:¥2,310)
★赤い果実や花を思わせる心地良い香りと、陽気で華やかな瑞々しさが特長。この季節だけに楽しめるフレッシュな味わいとなっている。仏・三ツ星レストラン「ポールボキューズ」が最も気に入っているヌーヴォーとしても知られる。(赤・ライトボディ)

「ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュヌーヴォー2005」
容量:750ml
価格:オープン価格(カタログ価格:¥2,590)
★ボジョレーヌーヴォーのワンランク上に位置するワイン。コクのあるワインができるボジョレー地区の北部38村のブドウだけを使用した凝縮味のある赤ワイン。(赤・ライトボディ)

「マコン・ヴィラージュヌーヴォー2005」
容量:750ml
価格:オープン価格(カタログ価格:¥2,590)
★ボジョレー地区の北に隣接する、マコネー地区のシャルドネ種100%のヌーヴォー。果実味溢れる爽やかな辛口の白ワイン。堂ワインはグリーンを基調としたエレガントなデザインとなっている。(白・辛口)

問い合わせ
サントリー(株)お客様センター
0120-139-310

◆ヌーヴォーとは?
仏語で「新しい」の意味。その年に収穫されたブドウから作られるワインをさす。ブドウを仕込んで発酵が進み、熟成に入る前に飲まれる。一般にワインは熟成させることで深い味わいを作り出しているが、新酒は熟成させていないだけにフルーティーでフレッシュな味わいが特徴。

◆ボジョレーヌーヴォーとは?
ヌーヴォーの中で特に有名なのが、ボジョレーヌーヴォー。仏・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区の新酒。1950年代・60年代にパリのビストロを中心に普及したのを皮切りに、全世界へとその熱狂が広がっていった。当初解禁日は11月15日と定められていたが、その後11月の第3木曜日に変更となった。

◆ボジョレーヌーヴォーの醸造方法について
ボジョレーヌーヴォーはガメイ種のブドウを使用し、収穫後直ぐに破砕せず、大桶やタンクに密閉する。こうすることでブドウの果皮についている酵母で発酵が行なわれ、酸味や渋みが和らぎ、色も鮮やかになる。次に果汁を絞り(圧搾)、発酵させ、渋みの少ないフレッシュでフルーティーなワインとなる。この醸造方法を「マセラシオン・カルボニック法」といわれ、古くから引き継がれている伝統的なワイン醸造方法となっている。

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