BMG、エソテリック20周年を記念したヴァントのSACD 5枚組BOXを発売

公開日 2007/02/21 18:16
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『ベートーヴェン:交響曲全集 ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送響』
BMG JAPANは、エソテリック20周年を記念し、エソテリックと共同企画したSACD 5枚組ボックスセット『ベートーヴェン:交響曲全集 ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送響』(BVCC-37473~77)を3月21日に発売する。価格は10,500円(税込)。

本作品は、2005年8月に発売した『ブルックナー:交響曲選集』に続く、ギュンター・ヴァントのSACDボックスセット第2弾。ディスクはハイブリッドディスクで、SACDとCD層が記録されている。

本作品では、ドイツの巨匠ギュンター・ヴァント(1914-2002)が残した録音のうち、ベートーヴェンの交響曲全9曲の録音(1985年~1988年録音)を収録。

1982年から北ドイツ放送交響楽団の首席指揮者に就任したヴァントが、ブラームスの交響曲全集の次に取り組んだのが、ベートーヴェンの交響曲全集だった。1985年録音の「英雄」に始まり、1988年の第2番・第4番まで、北ドイツ放送(NDR)と4年がかりで綿密なスタジオセッションを積み重ねて収録された。

ディスクは、オリジナルマスターテープからDSD マスタリングし、SACDハイブリッド化している。このオリジナルマスターは、欧米・日本に現存するプロダクション・マスターも含むあらゆる2チャンネル・マスターを全て試聴比較した結果、最も高音質だったNDR所蔵のものを採用したのだという。

レーベル面のサンプル

ジャケット裏面

DSDマスタリングは、「XRCD24」で高い評価を得ている日本ビクターの名エンジニア、杉本一家氏が担当。XRCD制作のノウハウやこだわりをそのまま生かし、ホールの空気感までも表現するクオリティを実現したという。 CD層部分も、オリジナルの2チャンネルマスターから新たにマスタリングしたことで、既発売のCDを上回る音質となったとのこと。

■収録曲
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
 DISC 1
  交響曲第1番ハ長調Op.21
  交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 DISC 2
   交響曲第2番ニ長調Op.36
  交響曲第6番へ長調Op.68「田園」
 DISC 3
  交響曲第4番変ロ長調Op.60
  交響曲第5番ハ短調Op.67
 DISC 4
  交響曲第7番イ長調Op.92
  交響曲第8番へ長調Op.93
 DISC 5
  交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」

■演奏
 北ドイツ放送交響楽団
 指揮:ギュンター・ヴァント
 エディス・ウィーンズ(ソプラノ)
 ヒルデガルト・ハルトヴィヒ(アルト)
 キース・ルイス(テノール)
 ローラント・ヘルマン(バス)
 ハンブルク国立歌劇場合唱団[合唱指揮:ユルゲン・シュルツ]
 北ドイツ放送合唱団[合唱指揮:ヘルムート・フランツ]
 
(Phile-web編集部)

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