ケーブルブランド探訪記(Harmonic Technology編その5「PRO-9Plus」)
第5回目は同社スピーカーケーブルの上位モデル「PRO-9Plus」を紹介する。同モデルは妥協せずに厳選した素材を採用し、独自のバランスド・フィールド・ジオメトリー設計で組み上げたスピーカーケーブルである。
同社の特許技術であるOCC Single Crystal仕様の9AWG(2.906mm)をバイワイヤ構成で仕上げている。各導体は1本1本が独立してエアチューブに格納されているため、クロストークは完全に遮断され、優れたS/N効果を実現させる。なお、同モデルにはシングルワイヤのほかに、バイワイヤも用意されているので、用途に合わせて選択したい。また、同一線材を使用したジャンパーケーブルも同時発売している。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
「PRO-9 Plus」
【シングル】¥154,350(8FT)/¥185,850(10FT)/¥217,350(12FT)
【バイワイヤ】¥169,050(8FT)/¥200,550(10FT)/¥232,050(12FT)
【ジャンパーケーブル】¥34,650(6インチ)
【仕様】
●キャパシタンス/foot: 48 pF
●インダクタンス/foot: 0.43 uH
●レジスタンス/foot: 0.002 Ohm
●端末:入力側、出力側それぞれ、6mmあるいは9mmスペードプラグまたはバナナプラグのいずれかを選択できる
【Harmonic Technologyについて】
1998年、サンディエゴに創立されたケーブル開発・製造メーカー。ケーブルの特徴は「OCC Single Crystal」という素材を導体に採用している点にある。これは物質の結晶レベルにおける障壁歪の発生を極限まで低減するもので、素材は冶金過程で硬度に純化され、これまでのどんなケーブルも達成し得なかった伝達速度を獲得している。ラインアップは、オーディオケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブルからビデオケーブル、フォノケーブルまで多岐にわたっているが、全てのケーブルにこの「OCC Single Crystal」素材が用いられている。ただし同素材にはシングル・クリスタル・シルバー(銀)とシングル・クリスタル・カッパー(銅)の2種類が用意されているので、これらの組み合わせが製品のグレードを決定している部分が大きい。また、このシングル・クリスタル・シルバーとシングル・クリスタル・カッパーを独立してインシュレートさせる手法も同ブランドの大きな特徴。さらに、シルバーとコッパーの割合やケーブル内での空間レイアウト、インシュレーション効果も徹底的に追求している。コネクターはRCAのみフルテック製だが、その他に関しては完全、自社開発、生産。穏やかな気候に恵まれたサンディエゴの地で作り込まれた、科学と冶金技術の結晶ともいえるケーブルを開発している。
※編集部より
5月21日発売の最新号『オーディオアクセサリー125号』の重点アクセサリー研究では福田雅光氏と岩井喬氏による「RCAオーディオケーブル35モデル ダブルチェック」を掲載。もちろん同ブランドのケーブルも登場している。ぜひともお楽しみいただきたい。
同社の特許技術であるOCC Single Crystal仕様の9AWG(2.906mm)をバイワイヤ構成で仕上げている。各導体は1本1本が独立してエアチューブに格納されているため、クロストークは完全に遮断され、優れたS/N効果を実現させる。なお、同モデルにはシングルワイヤのほかに、バイワイヤも用意されているので、用途に合わせて選択したい。また、同一線材を使用したジャンパーケーブルも同時発売している。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
「PRO-9 Plus」
【シングル】¥154,350(8FT)/¥185,850(10FT)/¥217,350(12FT)
【バイワイヤ】¥169,050(8FT)/¥200,550(10FT)/¥232,050(12FT)
【ジャンパーケーブル】¥34,650(6インチ)
【仕様】
●キャパシタンス/foot: 48 pF
●インダクタンス/foot: 0.43 uH
●レジスタンス/foot: 0.002 Ohm
●端末:入力側、出力側それぞれ、6mmあるいは9mmスペードプラグまたはバナナプラグのいずれかを選択できる
【Harmonic Technologyについて】
1998年、サンディエゴに創立されたケーブル開発・製造メーカー。ケーブルの特徴は「OCC Single Crystal」という素材を導体に採用している点にある。これは物質の結晶レベルにおける障壁歪の発生を極限まで低減するもので、素材は冶金過程で硬度に純化され、これまでのどんなケーブルも達成し得なかった伝達速度を獲得している。ラインアップは、オーディオケーブル、スピーカーケーブル、デジタルケーブルからビデオケーブル、フォノケーブルまで多岐にわたっているが、全てのケーブルにこの「OCC Single Crystal」素材が用いられている。ただし同素材にはシングル・クリスタル・シルバー(銀)とシングル・クリスタル・カッパー(銅)の2種類が用意されているので、これらの組み合わせが製品のグレードを決定している部分が大きい。また、このシングル・クリスタル・シルバーとシングル・クリスタル・カッパーを独立してインシュレートさせる手法も同ブランドの大きな特徴。さらに、シルバーとコッパーの割合やケーブル内での空間レイアウト、インシュレーション効果も徹底的に追求している。コネクターはRCAのみフルテック製だが、その他に関しては完全、自社開発、生産。穏やかな気候に恵まれたサンディエゴの地で作り込まれた、科学と冶金技術の結晶ともいえるケーブルを開発している。
※編集部より
5月21日発売の最新号『オーディオアクセサリー125号』の重点アクセサリー研究では福田雅光氏と岩井喬氏による「RCAオーディオケーブル35モデル ダブルチェック」を掲載。もちろん同ブランドのケーブルも登場している。ぜひともお楽しみいただきたい。
関連リンク