マランツ、ミドルクラスセパレートアンプなど新製品11機種を発売 − 「他社にない価値の創造目指す」

公開日 2007/08/22 19:55
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(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、ミドルクラスモデルとなるプリアンプ「SC-11S1」など新製品11機種を9月中旬より順次発売する。ラインナップは以下のとおり。

本日発表されたモデルのラインナップ

<マランツ>
■プリアンプ SC-11S1 472,500円(税込)10月中旬発売
■パワーアンプ SM-11S1 577,500円(税込)10月中旬発売
■SACD/CDプレーヤー SA-11S2 472,500円(税込)9月中旬発売
■CDプレーヤー CD6002 47,250円(税込)9月中旬発売
■プリメインアンプ PM6001(ブラックモデル) 47,250円(税込)9月下旬発売

<B&W>
■40周年記念スピーカー Signature Diamond 2,730,000円(ペア・税込)
 9月より受注開始
■3ウェイスピーカー 683 113,400円(1本・税込)8月下旬発売
■2.5ウェイスピーカー 684 86,100円(1本・税込)8月下旬発売

<Escient(エシェント)>
■デジタルミュージックマネージャー SE-160i ¥OPEN 9月下旬発売
■デジタルミュージックマネージャー SE-500i ¥OPEN 9月下旬発売
■ミュージックマネージャー FP-1 ¥OPEN 9月下旬発売

同社は本日、都内で新製品発表会を開催。昨年10月のインターナショナルオーディオショウでお披露目されたB&W創立40周年記念モデル「Signature Diamond」(関連ニュース)が正式リリースされたほか、同社傘下ブランドのひとつで、アメリカに拠点を置く「エシェント」の国内取り扱いが発表された。

冒頭、同社代表取締役の高山敬史氏が新製品のコンセプトとブランド戦略について説明した。

高山敬史氏


同社が掲げるスローガン

単品コンポーネント市場の推移
高山氏は、2007年度の同社の主要な取り組みとして3つの提言を行った。ひとつめとして、プリメインアンプやスピーカー市場の堅調な伸びを指摘し、「高付加価値製品の積極投入」を挙げた。さらに「Music Dialogによる新規ユーザー開拓」を掲げた。B&WのスピーカーとマランツのコンポーネントのセットであるMusic Dialogに力を注ぎ、システムソリューションの強化する。また、新たに取り扱いを開始するEscientブランドにより、「カスタムインストール市場の活性化」も目指すという。高山氏は以上3つを踏まえ、「他社にない価値を提供する」をスローガンに活動していくことを説明した。

また、マランツブランドの製品を、セパレートアンプなど2ch再生系の「Absolute SA Technology」、DVDプレーヤーやAVアンプといった「PURE Sorround」、完結型システムの「Digital Life Style」の3つのカテゴリーに分類。今回発表した製品は「Absolute SA Technology」のカテゴリーを強化するものだと説明した。また、型番から、今回発表されたマランツブランドの5製品は、「11SX」がついたものがミドルクラス、「600X」がミドルロークラスの位置付けであることを述べた。

型番設定から各製品の位置付けを説明

同社取り扱いブランドの役割分担

さらに同氏は、新ブランド「エシェント」投入後の同社取り扱いブランドの位置付けについて説明。エシェントはライフスタイル・トータルソリューション分野に分類され、AVのトータルソリューションを完結するためのものだという。

最後に、英カルレック・オーディオ社を買収したことを発表。カルレック・オーディオ社は放送局用の音響機器などの開発・製造メーカー。カルレック・オーディオ社が保有している、多数の音源を制御可能な独自技術「Bluefin」を獲得した。高山氏は「コンシューマー向けのみならずコマーシャルAV機器事業の拡大も目指す。今後ともブランド価値の向上に努めたい」と抱負を述べ、説明を締めくくった。

(Phile-web編集部)

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