<TIAS2008:タイムロード>新ブランド“Raidho”のスピーカーをCHORDでドライブ − Bluetooth対応DACも出展
タイムロードのブースでは、同社が今年の夏から取り扱いを開始したデンマークのブランド“Raidho Acoustics(ライドー・アコースティック)”のスピーカー“Ayraシリーズ”を聴くことができる。
Raidho Acousticsの製品は、国内登場第一弾のモデルとなる「Ayra C-1」が6月に紹介されて以来、注目を浴びているブランドだ。今回はC-1に引き続き投入された「Ayra C-2」、「Ayra C-3」と合わせて、同社のメインステージで試聴することが可能だ。
「Ayra C-1」は平面型リボントゥイーターと、セラミックスドライバーを搭載する11.5cmウーファーユニットによる、2ウェイ構成のブックシェルフ・スピーカー。価格はペアで1,638,000円(税込)。
今回のイベントでお披露目された2.5ウェイ・フロアスタンド型の「Ayra C-2」はC-1と共通のリボントゥイーターとセラミックスドライバーを採用。11.5cmのウーファーを2本搭載し、エンクロージャー内部の通気制御機構により、再生帯域、耐入力レベルともに拡大させている。フット部はベアリングによる4箇所一点支持構造とし、振動を徹底抑制している。最も背の高い「Ayra C-3」は3ウェイ・フロアスタンド型のスピーカー。シリーズ共通のリボントゥイーターと、11.5cmのセラミックス・ウーファー3個、さらに新開発の10.0cm口径のセラミックス・ミッドウーファーが搭載されている。ミッドウーファーはマグネットコイルの芯素材にウーファーと異なる素材を用い、ダンピングパワーを自然のムーブメントで制御している。
各モデルともに美しい木目が特徴のウォールナット・バールとピアノブラックからフィニッシュを選択できる。
今回はこの“Ayraシリーズ”のスピーカーをCHORDのコンポーネントで再生している。CDプレーヤーはフラグシップモデルの「Red Reference」。本体に超高精度のクリスタルオシレーターを搭載し、ドライブメカが抽出した信号をいったんリクロックした上で、アップサンプリングとフィルタリング処理を行い、高精度に送り出しを行う。出力された信号は同社のDAC製品などと組み合わせる際にも高品位な接続を可能にしている。なお、本機にはAES/EBU XLR、TOSリンクのデジタル入力が1系統ずつ搭載されており、本機を外部デジタルプレーヤーに接続する高性能DACとして活用することもできる。本体に搭載されるLEDの色がブルーとレッドから選べるところもフラグシップならではの魅力。価格はインテグラ・レッグ4タイプのモデルが3,664,500円(税込)
本機に接続されたDACはCHORDの高性能DACとして親しまれてきた「DAC64Mk2」の後継機となる「QBD76」。価格は714,000円(税込)。本機ではプレーヤーから受けたデジタルデータを、いったんSP/DIFというデジタルオーディオフォーマットへ変換後、88.2kHz/99kHzにアップサンプリングし、アナログ変換を行う。同社製の「CODA」や「Blu」など、176.4kHzで送り出しを行うCDトランスポートとの組み合わせ時には、本機内のアップサンプル機能はバイパスされ、最高品位の入力信号をDA変換する仕組みとなっている。なお、今回のイベントでは本機からプリアンプ「CPA5000」を経由し、480Wのモノラルパワーアンプ「SPM1400E」と接続したスピーカーをドライブするというシステム構成でデモが行われている。
CHORDからの出展として、もう一つ注目を浴びていたものがBluetooth信号のデコーダーを搭載したコンパクトサイズのDAC「Chodette Gem」だ。国内にはタイムロードから10月末に94,500円の価格で発売が予定されている。USB接続にも対応しており、Bluetooth対応機器やPCとつないで、それぞれに保存されているデジタルオーディオデータを高品位にアンプへ送り届けることができるようになるという。
これらの他にも、同社が取り扱うRoth Audioのスピーカー“Oliシリーズ”も登場。iPod対応の真空管プリメインアンプ「Music Cocoon MC4」(関連ニュース)のヒットが記憶に新しい同ブランドから、早くも単体のスピーカーシステムが国内に紹介される運びとなった。
「OLi1」は2ウェイ・ブックシェルフ型のエントリーモデル。価格はペアで27,300円(税込)。「OLi2」は「OLi1」にミッドバス・ドライバーを追加したブックシェルフ型のスピーカーで、低域の豊かさと音の広がり感が高まっているという。価格はペアで39,900円(税込)。「OLi3」は全高約1mの比較的コンパクトなフロアスタンド型で、ツインドライバー構成を採用。いずれのモデルもエンクロージャーに黒のラッカー仕上げを施し高級感を持たせているスタイリッシュなスピーカーだ。
ULTRASONEからは“PROシリーズ”の最上位機種にラインアップするヘッドホン「PRO900」を展示されていた。
(Phile-web編集部)
Raidho Acousticsの製品は、国内登場第一弾のモデルとなる「Ayra C-1」が6月に紹介されて以来、注目を浴びているブランドだ。今回はC-1に引き続き投入された「Ayra C-2」、「Ayra C-3」と合わせて、同社のメインステージで試聴することが可能だ。
「Ayra C-1」は平面型リボントゥイーターと、セラミックスドライバーを搭載する11.5cmウーファーユニットによる、2ウェイ構成のブックシェルフ・スピーカー。価格はペアで1,638,000円(税込)。
今回のイベントでお披露目された2.5ウェイ・フロアスタンド型の「Ayra C-2」はC-1と共通のリボントゥイーターとセラミックスドライバーを採用。11.5cmのウーファーを2本搭載し、エンクロージャー内部の通気制御機構により、再生帯域、耐入力レベルともに拡大させている。フット部はベアリングによる4箇所一点支持構造とし、振動を徹底抑制している。最も背の高い「Ayra C-3」は3ウェイ・フロアスタンド型のスピーカー。シリーズ共通のリボントゥイーターと、11.5cmのセラミックス・ウーファー3個、さらに新開発の10.0cm口径のセラミックス・ミッドウーファーが搭載されている。ミッドウーファーはマグネットコイルの芯素材にウーファーと異なる素材を用い、ダンピングパワーを自然のムーブメントで制御している。
各モデルともに美しい木目が特徴のウォールナット・バールとピアノブラックからフィニッシュを選択できる。
今回はこの“Ayraシリーズ”のスピーカーをCHORDのコンポーネントで再生している。CDプレーヤーはフラグシップモデルの「Red Reference」。本体に超高精度のクリスタルオシレーターを搭載し、ドライブメカが抽出した信号をいったんリクロックした上で、アップサンプリングとフィルタリング処理を行い、高精度に送り出しを行う。出力された信号は同社のDAC製品などと組み合わせる際にも高品位な接続を可能にしている。なお、本機にはAES/EBU XLR、TOSリンクのデジタル入力が1系統ずつ搭載されており、本機を外部デジタルプレーヤーに接続する高性能DACとして活用することもできる。本体に搭載されるLEDの色がブルーとレッドから選べるところもフラグシップならではの魅力。価格はインテグラ・レッグ4タイプのモデルが3,664,500円(税込)
本機に接続されたDACはCHORDの高性能DACとして親しまれてきた「DAC64Mk2」の後継機となる「QBD76」。価格は714,000円(税込)。本機ではプレーヤーから受けたデジタルデータを、いったんSP/DIFというデジタルオーディオフォーマットへ変換後、88.2kHz/99kHzにアップサンプリングし、アナログ変換を行う。同社製の「CODA」や「Blu」など、176.4kHzで送り出しを行うCDトランスポートとの組み合わせ時には、本機内のアップサンプル機能はバイパスされ、最高品位の入力信号をDA変換する仕組みとなっている。なお、今回のイベントでは本機からプリアンプ「CPA5000」を経由し、480Wのモノラルパワーアンプ「SPM1400E」と接続したスピーカーをドライブするというシステム構成でデモが行われている。
CHORDからの出展として、もう一つ注目を浴びていたものがBluetooth信号のデコーダーを搭載したコンパクトサイズのDAC「Chodette Gem」だ。国内にはタイムロードから10月末に94,500円の価格で発売が予定されている。USB接続にも対応しており、Bluetooth対応機器やPCとつないで、それぞれに保存されているデジタルオーディオデータを高品位にアンプへ送り届けることができるようになるという。
これらの他にも、同社が取り扱うRoth Audioのスピーカー“Oliシリーズ”も登場。iPod対応の真空管プリメインアンプ「Music Cocoon MC4」(関連ニュース)のヒットが記憶に新しい同ブランドから、早くも単体のスピーカーシステムが国内に紹介される運びとなった。
「OLi1」は2ウェイ・ブックシェルフ型のエントリーモデル。価格はペアで27,300円(税込)。「OLi2」は「OLi1」にミッドバス・ドライバーを追加したブックシェルフ型のスピーカーで、低域の豊かさと音の広がり感が高まっているという。価格はペアで39,900円(税込)。「OLi3」は全高約1mの比較的コンパクトなフロアスタンド型で、ツインドライバー構成を採用。いずれのモデルもエンクロージャーに黒のラッカー仕上げを施し高級感を持たせているスタイリッシュなスピーカーだ。
ULTRASONEからは“PROシリーズ”の最上位機種にラインアップするヘッドホン「PRO900」を展示されていた。
(Phile-web編集部)