<TIAS2008:デノン>フラグシップ“SXシリーズ”のデモを公開 − DALIの新スピーカーも登場
デノンのブースでは、発表されたばかりのハイファイオーディオコンポーネント新シリーズ“SXシリーズ”の試聴デモに注目が集まっている。今年から同社の取り扱いになったDALI社のスピーカーにも新製品が並んだ。
フラグシップの“SXシリーズ”を構成するのはSACD/CDプレーヤーの「DCD-SX」(関連ニュース)とプリメインアンプの「PMA-SX」(関連ニュース)。今回のイベントでは、両製品の組み合わせにDALIのスピーカーシステム「Helicon 800 MkII」「Helicon 400 MkII LE」を組み合わせたステレオ環境での試聴デモが用意されている。「まだ6割くらいの完成度」(同社説明員)だとは言うものの、SXシリーズの再生デモが一般向けのイベントで公開される機会は今回が初めてということもあり、会場は初日から大勢の来場者で常時埋め尽くされている。なお、本製品の紹介にハイライトを当てた特別講演は明日4日(土)に6回、5日(日)に3回の開催が予定されている。ぜひチェックして出かけてみて欲しい。
SACD/CDプレーヤー「DCD-SX」の主な特徴は、32bit/192kHz対応DACの採用による独自のデータ補完アルゴリズム「Advanced AL32 Processing」を搭載した点と、オリジナル・ドライブメカの最新バージョン「アドバンスド S.V.H(Suppress Vibration Hibrid)メカニズム」の搭載などが挙げられる。会場には本機のカットモデルも用意され、「DAC MASTER CLOCK DESIGN」や「Direct Mechanical Ground Construction」などにより、ノイズ抑制と高音質化を徹底追求した本機のコンセプトをうかがい知ることができる。また見るからに強靱な、本機搭載ドライブメカのサンプル展示にもぜひ注目したい。
「PMA-SX」は前フラグシップモデルの「PMA-SA1」から機構的な見直しや、高音質実現のためのパーツ選択により、同社の新しいオーディオコンポーネントの顔にふさわしいプリメインアンプに仕上がっているという。パワーアンプ部の定格出力は50W×2(負荷8Ω時)、実用最大出力は100W×2(負荷4Ω時)。MM対応のフォノイコライザーも内蔵されている。
両SXシリーズともに、サイドパネルにはバーズ・アイ・メープルの天然木を採用し、フラグシップモデルならではの高級感を持たせている。再生デモはDALIのHeliconシリーズ各スピーカーとのマッチングも高く、元の音楽情報に忠実でクリアなサウンドを聴かせてくれた。 年末の発売に向けたサウンドの調整も順調に進んでいるようだ。
再生デモについてはSXシリーズだけでなく、サラウンドアンプの最上位機種「AVP-A1HD」と「POA-A1HD」による4chサラウンド再生も紹介されている。リファレンスのスピーカーにはDALIのスピーカーシステム「Helicon 400 MkII LE」を4本使った贅沢な構成となっている。
同社のブースには、本年春にデノンラボ社より引き継ぐこととなったDALI、KIMBER KABLE、MUSIC TOOLSの製品も並べられている。DALIからは本国デンマークでも発表されたばかりという、スピーカーシステム新シリーズ“Lektorシリーズ”が届いた。
今回のイベントに出展されたのは、2ウェイ・ブックシェルフタイプの「Lektor 1」と2ウェイ・フロアスタンドタイプの「Lektor 6」。シリーズにはこのほかにも上位機種の「Lector 8」がラインナップするようだ。同社の既存ラインナップより、IKONシリーズの下に位置づけられるシリーズになるという。特徴は同社スピーカーの上位モデルにも採用されている、ペーパーとファイバーチップのブレンドコーンを素材にしたウーファーと、新設計の28mmソフトドームトゥイーターを搭載し、スタンダードモデルながら高い音楽再生能力を持たせている点。壁面に寄せて設置も可能なよう、バスレフポートをフロントに配置するなどレイアウトの自由度も高められている。またスピーカーグリルの装着性能を高めるというメリットを持たせるため、フロント4点に配置されたアルミダイキャストのパーツはシリーズのデザイン上の特徴も際だたせている。
Lektorシリーズの国内販売は、時期こそ決まっていないが、デノンが近く販売を開始する予定であるという。Lektor 1はペアで5万円前後、Lektor 6は1本8万円前後で検討されている。カラーバリエーションはライトオークとブラックアッシュの2色が揃う予定。
(Phile-web編集部)
フラグシップの“SXシリーズ”を構成するのはSACD/CDプレーヤーの「DCD-SX」(関連ニュース)とプリメインアンプの「PMA-SX」(関連ニュース)。今回のイベントでは、両製品の組み合わせにDALIのスピーカーシステム「Helicon 800 MkII」「Helicon 400 MkII LE」を組み合わせたステレオ環境での試聴デモが用意されている。「まだ6割くらいの完成度」(同社説明員)だとは言うものの、SXシリーズの再生デモが一般向けのイベントで公開される機会は今回が初めてということもあり、会場は初日から大勢の来場者で常時埋め尽くされている。なお、本製品の紹介にハイライトを当てた特別講演は明日4日(土)に6回、5日(日)に3回の開催が予定されている。ぜひチェックして出かけてみて欲しい。
SACD/CDプレーヤー「DCD-SX」の主な特徴は、32bit/192kHz対応DACの採用による独自のデータ補完アルゴリズム「Advanced AL32 Processing」を搭載した点と、オリジナル・ドライブメカの最新バージョン「アドバンスド S.V.H(Suppress Vibration Hibrid)メカニズム」の搭載などが挙げられる。会場には本機のカットモデルも用意され、「DAC MASTER CLOCK DESIGN」や「Direct Mechanical Ground Construction」などにより、ノイズ抑制と高音質化を徹底追求した本機のコンセプトをうかがい知ることができる。また見るからに強靱な、本機搭載ドライブメカのサンプル展示にもぜひ注目したい。
「PMA-SX」は前フラグシップモデルの「PMA-SA1」から機構的な見直しや、高音質実現のためのパーツ選択により、同社の新しいオーディオコンポーネントの顔にふさわしいプリメインアンプに仕上がっているという。パワーアンプ部の定格出力は50W×2(負荷8Ω時)、実用最大出力は100W×2(負荷4Ω時)。MM対応のフォノイコライザーも内蔵されている。
両SXシリーズともに、サイドパネルにはバーズ・アイ・メープルの天然木を採用し、フラグシップモデルならではの高級感を持たせている。再生デモはDALIのHeliconシリーズ各スピーカーとのマッチングも高く、元の音楽情報に忠実でクリアなサウンドを聴かせてくれた。 年末の発売に向けたサウンドの調整も順調に進んでいるようだ。
再生デモについてはSXシリーズだけでなく、サラウンドアンプの最上位機種「AVP-A1HD」と「POA-A1HD」による4chサラウンド再生も紹介されている。リファレンスのスピーカーにはDALIのスピーカーシステム「Helicon 400 MkII LE」を4本使った贅沢な構成となっている。
同社のブースには、本年春にデノンラボ社より引き継ぐこととなったDALI、KIMBER KABLE、MUSIC TOOLSの製品も並べられている。DALIからは本国デンマークでも発表されたばかりという、スピーカーシステム新シリーズ“Lektorシリーズ”が届いた。
今回のイベントに出展されたのは、2ウェイ・ブックシェルフタイプの「Lektor 1」と2ウェイ・フロアスタンドタイプの「Lektor 6」。シリーズにはこのほかにも上位機種の「Lector 8」がラインナップするようだ。同社の既存ラインナップより、IKONシリーズの下に位置づけられるシリーズになるという。特徴は同社スピーカーの上位モデルにも採用されている、ペーパーとファイバーチップのブレンドコーンを素材にしたウーファーと、新設計の28mmソフトドームトゥイーターを搭載し、スタンダードモデルながら高い音楽再生能力を持たせている点。壁面に寄せて設置も可能なよう、バスレフポートをフロントに配置するなどレイアウトの自由度も高められている。またスピーカーグリルの装着性能を高めるというメリットを持たせるため、フロント4点に配置されたアルミダイキャストのパーツはシリーズのデザイン上の特徴も際だたせている。
Lektorシリーズの国内販売は、時期こそ決まっていないが、デノンが近く販売を開始する予定であるという。Lektor 1はペアで5万円前後、Lektor 6は1本8万円前後で検討されている。カラーバリエーションはライトオークとブラックアッシュの2色が揃う予定。
(Phile-web編集部)