<TIAS2008>WELL TEMPEREDのターンテーブル「Amadeus」/LINDEMANNプリメイン「882」

公開日 2008/10/04 14:52
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本項ではD棟5階のスキャンテック販売、ガラス棟5階のアッカのブースから、それぞれ注目すべき新製品を中心にレポートをお届けする。


■スキャンテック販売はアナログの注目製品が勢ぞろい

スキャンテック販売のブースには、同社が取り扱うSPIRAL GROOVE、WELL TEMPERED、Amphilonをはじめとするブランドから、アナログ関連の注目製品が数多く出展された。


WELL TEMPEREDのターンテーブル「Amadeus GT」

独特の糸吊りのオイルダンプアーム構造を採用

レギュラーモデルの「Amadeus」
WELL TEMPEREDからはターンテーブル“Amadeusシリーズ”が登場。ラインナップはレギュラーモデルの「Amadeus」(336,000円・税込)と、上位機種の「Amadeus GT」(441,000円・税込)。同社取扱いのブランドではSPIRAL GROOVEからターンテーブルの高級機「System SG2/SG1」が発売されているが(関連ニュース)、今回のイベントでお披露目された“Amadeusシリーズ”は、比較的手ごろな価格を実現し、アナログオーディオの魅力を多くのファンに提案できるスタンダードなプレーヤーとして期待できるモデルだ。スタイリッシュなブラックで統一されたカラーリングと、糸吊りのオイルダンプアーム構造を採用したユニークな外観もが特徴だ。

SPIRAL GROOVEのターンテーブル「System SG2/SG1」

Amphionのフォノイコ「Phono Basic」


こちらはAmphionのフォノイコ「Phono 3」のモノラルバージョン

Lyraのカートリッジ製品群
Amphionからはフォノイコライザーの新製品「Phone Basic」が参考出展されている。予価18万円で11月の発売を予定しているという。本機と先述の“Amadeusシリーズ”をセットにしたアナログ再生システムのセット提案も企画されているという。


AmphionのRCAオーディオケーブル
アクセサリー製品の新製品はAmphionオリジナルのオーディオケーブルが注目だ。単線RCAタイプのピンケーブルで、高い強度を備えながらしなやかさを併せ持たせ、ハンドリングの利便性も高めている。7〜8万円前後(ペア)の価格で販売を検討しているとのこと。


SONICSのスピーカー「Spirit」
スピーカーはSONICSの「Spirit」が登場。今回のイベントではメインステージで本機の再生デモも行われている。価格についてはまだ未定だが、展示説明員によれば「ペアで400万円台になる見込み」という。注目機のサウンドをぜひチェックしてみてほしい。


■アッカはLINDEMANNの最新プリメイン「882」をデモ展示


アッカのリファレンス試聴展示
今年もアッカのブースにはLINDEMANNの注目新製品がやってきた。プリメインアンプの「882」だ。


LINDEMANNのプリメイン「882」
本機ついては「このショウの開催に滑り込みで到着した製品なので、まだ詳細はご紹介しきれないのだが」(展示説明員)ということだったが、その概要は同ブランドのプリアンプ「832」とパワーアンプ「852」を統合したようなパフォーマンスであるということだ。ブースでは“論より音”で、本機の実力を確かめることができるので、ぜひ訪れてみていただきたい。デモではYG ACOUSTICSの「ANAT REFERENCE II」よりメインモジュールを組み合わせて試奏が公開されている。なお、販売は11月下旬からのスタートを予定しており、予価は160万円前後となっている。


「ANAT REFERENCE II」の特別版ブルーモデル
YG ACOUSTICSからは同じく「ANAT REFERENCE II」のスペシャルモデルとして、ブルーのカラーリングを施したスペシャルモデルも出展されている。同社のブースに足を踏み入れたとたん、鮮明なマリンブルーの筐体が目に飛び込んでくる。これは必見だ。本機はブラックモデル同様、受注生産での対応となる。


HOVLANDのアンプも試聴できる
その他、同社取扱いのHOVLANDより、プリアンプ「HP-200」やモノパワー「STRATOS」の実力もデモにより確かめることができる。


(Phile-web編集部)

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