クライバー、コルトレーン不滅の名盤がガラスCD化

ユニバーサルより20万円のガラスCD「クリスタル・ディスク」2タイトルが発売

公開日 2009/05/13 15:02 季刊・オーディオアクセサリー編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

クリスタル・ディスクと比較試聴用通常盤CDの2枚がセット

ユニバーサルミュージックは、基板にガラスを使用した高品質CD「クリスタル・ディスク」による名盤2タイトルを6月24日から発売する。

本作はディスクの基板として、従来のポリカーボネイトの代わりに光学用ガラスを採用。プレスも1枚1枚手作りとなるため、20万円という異例なほど高価な盤となっているが、透過性、複屈折、入射光、反射光の歪みが少なくなり、クリアで安定した音を再生でき、傷や割れ、温度、湿度にも強く、保存性がアップするというメリットがあるという。

さて今回発売されるのは、1974年録音、カルロス・クライバーの不滅の名盤『ベートーヴェン/交響曲5番、7番』と、ジョン・コルトレーン不朽の名作『バラード』の2タイトル。後者はルディ・ヴァン・ゲルダーのリマスタリングによるマスターを使用している。いずれのタイトルもクリスタル・ディスクと比較試聴用通常盤CDの2枚がセットになっており、その他に2種のオリジナルジャケットをあしらった紙ジャケ、ブックレット、さらに特製アクリル・ケースが封入されている。

なお、2タイトルはともに完全限定盤。すでに店頭での予約も開始しているので、
興味のある方はお早めに申し込みをされたい。(※同社リリースには5月11日締め切りとあるが、現在も継続中だ)

●6月24日発売の高品質CD「クリスタル・ディスク」2タイトル

『ベートーヴェン/交響曲第5番/第7番』長調
カルロス・クライバー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1974年3月、4月(5番)、1975年11月、1976年1月(7盤) ウィーン
UCCG-9887/8 ¥200,000(税込)

『ベートーヴェン/交響曲第5番/第7番』 カルロス・クライバー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

『バラード』 ジョン・コルトレーン
録音:1961年12月21日、1962年9月18日、11月13日 ニュージャージー
UCCG-9381/2 ¥200,000(税込)

『バラード』 ジョン・コルトレーン


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE