スピーカー部の単品販売も実施

ビクター、ウッドコーンシステムのスタンダード機「EX-AR5」「EX-AR7」を発売

公開日 2009/09/09 10:54 Phile-web編集部
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日本ビクター(株)は、振動板素材に“木”を採用した独自の“ウッドコーンスピーカー”を組み合わせたDVD/CDシステムのスタンダードモデル「EX-AR5」「EX-AR7」を10月上旬より順次発売する。

■DVD/CD搭載ウッドコーンシステム「EX-AR5」/2009年10月上旬発売/¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)


EX-AR5

スピーカー単体「SX-WD50」でも発売する
手頃な価格帯のシステムに2wayのウッドコーンスピーカーを組み合わせたスタンダードモデル。同時発表の「SX-WD150」(関連ニュース)がバイアンプ・バイワイヤリング対応であるのに対して、本機はネットワークを内蔵し、2chアンプでもドライブが可能な汎用性を持たせている。11cmウッドドーム・ウーファーと2cmウッドドーム・トゥイーターの2way構成。本機では11cmスピーカーをウーファーとしてではなく、フルレンジスピーカーとして駆動させることにより、コイルの影響を最小限に抑え、高音質を実現している。

ウーファーユニットには歪みを低減するため、銅キャップとアルミショートリングを採用。音の解像度・音場表現力を高めるため、異方性振動板をコーンに配置したほか、ポールピース上部に木片吸音材を搭載している。また低音強化のために、材質と繊維方向に改良を加えたセンターキャップを採用している。

トゥイーターユニットは6N OFCワイヤーを採用したボイスコイルを用いることで歪みを低減。キャビネット内部にはメイプル材の木片吸音材を配置し、内部吸音と音場拡大を図り、合わせて解像度の向上も実現している。またユニットのエッジ素材にはシルク繊維を採用し、しなやかな高域表現を可能にしている。

スピーカーキャビネットはSX-WD150より小型化が図られている。一方で重心の低い低音と響き、音場表現力を向上させるためチェリー材の響棒を内部に配置したほか、竹響板も採用している。それぞれの長さ、太さ、取り付け位置については本機スピーカーのために最適化されている。

センターユニットには独自の高音質・高出力デジタルアンプ“DEUS(デウス)”を搭載。高音質化技術“K2テクノロジー”も採用し、デジタルの圧縮音源も高品位に再生。CDをリッピングしてUSBメモリへMP3ファイルで録音できる機能も備える。アンプ部は天板を固定するネジ4本を全て銅製に統一し、2wayスピーカーの持てる再生能力を最大限に引き出している。

音質チューニングはビクタースタジオとの共同開発により進められ、あらゆるジャンルの音楽に高品位な再生力を持たせているという。

なお、本機にペアリングされているスピーカーの単品販売も行われる。型番は「SX-WD50」となり、11月下旬の発売を予定。価格はオープンだが6万円前後で販売される見込み。2本1組のスピーカーケーブルも同梱する。

■DVD/CD搭載ウッドコーンシステム「EX-AR7」/2009年10月上旬発売/¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)


EX-AR7

スピーカー単体「SX-WD30」でも発売する
本システムは昨年末に発売され、好評を博した限定モデル「EX-AR3LTD」(関連ニュース)の魅力を多くの音楽ファンが楽しめるよう、改めて通常販売モデルとしてモディファイされたモデル。基本的なスペックはEX-AR3LTDを踏襲し、外観デザインを若干変更した。

メインの素材である「木」にこだわり、特性のウッドボイスコイルや異方性振動板を採用。センターユニットのウッドトップベース、スピーカーユニットの金メッキ端子、真鍮無垢削りだしインシュレーターなど、上級モデルならではのこだわりが随所に活かされている。


ボイスコイルボビンは従来機で採用されてきた紙素材のものから変更し(写真左)、本機ではウッドシートを削り出した特性のウッドボイスコイルを搭載している
本機にペアリングされているフルレンジスピーカーも11月下旬から単品販売が行われる。型番は「SX-WD30」となり、価格はオープンだが4円前後での販売が見込まれる。2本1組のスピーカーケーブルも付属する。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
TEL/0120-2828-17

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