ハイエンドショウ2009レポート

<音元ブース>昭和電線DTのクワイセントパネル体験 - 2回のデモともに来場者多数

公開日 2009/10/13 14:36 季刊オーディオアクセサリー編集部
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ハイエンドショウトウキョウ2009初日9日と最終日11日、音元出版ブースでは昭和電線デバイステクノロジーの吸音材「クワイセントパネル」を体験するデモンストレーションが行われた。

メーカー担当者が「クワイセントパネルの最大の特徴は300Hz以下の低周波を吸収できること」と製品の紹介を行う

初日9日の17時40分からは、メーカーイベントとして、昭和電線デバイステクノロジー社の関雅英氏による解説つきで、来場者がクワイセントパネルを体験。クワイセントパネルがまったくない場合と、効果的に設置した場合とで4曲聴き比べを行った。

最終日の11日の10時半からは、オーディオ評論家の井上千岳氏による講演「最新技術を取り入れたチューニングアイテム&最新アンプ試聴」の冒頭にてクワイセントパネルが紹介され、そこでもクワイセントパネルが体験できた。

季刊オーディオアクセサリー編集部の記者も実際にその場に同席したが、クワイセントパネル設置前、後では明らかにサウンドに差があり、設置後のほうが、音(特に低音)が全体的に締まり、演奏されている音楽の輪郭が良く聴きとれるようなものになったように感じた。

また、9日のメーカーイベントではクワイセントパネルSQR25を2枚モニタープレゼントというサプライズ企画も。その場で音を聴いて、自分の部屋に導入してみたいと思った方が挙手をし、希望者の中からジャンケンで1名、モニターが選ばれた。

当日のデモでは、クワイセントパネルを厚手タイプ(広帯域吸音タイプSQ25R50)を前方に4枚、薄手タイプ(狭帯域吸音タイプSQR25)をサイドに6枚、後ろまたは前方のスピーカー脇に厚手タイプ(SQ25R50)を2枚という形で配置。イベント会場は広く開放的な空間なので、吸音材の効果というのは顕著に表れないのが常だが、今回行われた両イベントでは、かなり明確に効果が表れたと言える。

試聴スペースのサイドには薄手の狭帯域吸音タイプSQR25を配置。前方には厚手タイプSQ25R50を4枚設置

井上千岳氏のデモでは昭和電線デバイステクノロジー社の技術力などにも言及。クワイセントパネル設置前より設置後の方が全体的にボリュームが下がったような印象があったが、「それはとくに低音が締まったから。これが本来CDに入っていた音」と語った

なお、もっと容積の小さい、壁に囲まれたリスニングルームでは、さらに効果が分かりやすくなるだろう。定材波でお悩みの方は導入を検討してみてはいかがだろうか。

音元ブースでの他の講演中もクワイセントパネルが前方コーナーに2枚、レファレンスとして設置されていた

音元ブースの入り口では、クワイセントパネルのプロトタイプも常設。現行の2分の1サイズでカラーも新色のものがお目見えした

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