伝統の30cm・3Way構成

ハーマン、JBLコントロール・モニターシリーズ「4319」を発売 − 全ユニットを刷新

公開日 2010/02/19 18:01 ファイル・ウェブ編集部
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ハーマンインターナショナル(株)は、JBLのスピーカー新製品「4319」を2月下旬に発売する。価格は税込で168,000円/1本。


4319
コントロールモニターシリーズの伝統を受け継ぎながら、全てのスピーカーユニットを刷新したモデルとなっている。

本体は3Way構成のブックシェルフタイプ。使用ユニットは30cm口径アクアプラス・コーティング・カーブドコーン・ウーファー、12.5cm口径Al-Mgインバーテッド・ドーム・ミッドレンジ、2.5cm口径Al-Mgドームトゥイーター。インピーダンスは6Ω、周波数特性は38Hz〜40kHz(-6dB)。

ウーファー部はアルミニウム・ボイスコイルを採用した新開発のユニット「2213Nd-1」を搭載。BLファクターを高め、駆動力を増加させたことによって、低域レンジの拡張と、レスポンス性能の改善を図った。ネオジウム・マグネットとダブル・ボイスコイル構造を用いたデュアル・ドライブ磁気回路やエアロ・ダイナミクス・フレームなど、最新の設計手法は従来機から踏襲している。

中域ユニットはアルミとマグネシウムの合金素材を用いたインバーテッド・ドーム・ミッドレンジを採用する「105H-2」。ハーフロール・ラバーエッジやロング・ポールピース構造を採り入れた125mm口径の高性能スコーカーとしている。

高域用に搭載されたトゥイーター「054AlMg-1」にもアルミとマグネシウムの合金ダイアフラムを採用し、ピークを抑えた自然な高域再生を実現している。CCAWアルミボイスコイルを採用した駆動部と、強力なネオジウム・マグネットの磁気回路により、強化された中高域とのマッチングを図っている。また40kHzをこえる超高域まで安定した再生を可能にしている。ダイアフラム前面に装備したフェーズプラグは、位相特性を整えて超高域までフラットで低歪な高域再生を実現している。またSonoGlass製のホーンと組み合わせることで、ほかの強力なユニットとの最適なエネルギーバランスと指向特性を管理する構造としている。


スピーカーの構造図
以上のユニット群の持ち味を最大限に発揮させるため、ネットワークには太径ゲージ空芯コイルやポリプロピレン・フィルム・キャパシターなどの高性能パーツをふんだんに使用している。大電流を扱う低域用ネットワーク回路とデリケートな中高域ネットワーク回路を分離し、独立配置を行うことで相互干渉を抑えたセパレート型ネットワーク構成としている。

入力端子は低域用ターミナルと中高域用ターミナルをセパレート。バイワイヤ接続やパッシブ・バイアンプ駆動にも対応する。高剛性SonoGlass製ベゼル部には中高域で独立した調整が行える連続可変型MF/HFアッテネーター・ボリュームを搭載。スムーズな減衰特性を持つユニットにより、広い実用調整範囲を確保し、使い勝手を高めている。

キャビネットは全面に高比重MDF材を用い、各部には綿密な補強とブレージングを施している。外装はモニターブルーのフロントバッフルと、エンジニアリング・ウォールナット材を背面に用いた5面リアルウッド仕上げ。

なおハーマンインターナショナルでは、新製品「4319」の発売を記念したキャンペーンを3月1日から5月31日まで実施する。今回は4319をペアで購入し、期間中に応募した方全員を対象に、スピーカーケーブル「JSC1500 6m」×1がプレゼントされる。詳細は同社のホームページまで。

【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル(株)
TEL/03-3836-5660

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドJBL
  • 型番4319
  • 発売日2010年2月下旬
  • 価格¥168,000(1本・税込)
●形式:3ウェイ・ブックシェルフ型 ●ユニット:300mm径アクアプラス・コーティング・カーブドコーン・ウーファー、125mm径Al/Mgインバーテッド・ドーム・ミッドレンジ、25mm径AL-Mgドームトゥイーター ●インピーダンス:6Ω ●周波数特性:38Hz〜40kHz(-6dB) ●クロスオーバー周波数:800Hz、3.5kHz ●外形寸法:362W×597H×302Dmm(グリル含む) ●質量:18.7kg(グリル含む)