新たな視点から高音質再生を追求
【ハイエンドショウ】完実ブース<PCオーディオ編> − PS AUDIO/ACOUSTIC REVIVE/ORBなどから注目製品が続々登場
会場「Aルーム」の完実電気ブースに並ぶブランドの出展内容から、PC&ネットワークオーディオ関連の注目製品を紹介しよう。
■PS AUDIO
メインステージではPS AUDIOのトランスポート「Perfect Wave Transport (PWT)」、DAC「Perfect Wave DAC(PWD)」を使ったデモを展開。また、完実電気ブース出展ブランドのイチ押し機器を、時間ごとに交代で聴けるスペシャルイベントも開催されている。
CD/DVDドライブを搭載したトランスポート「PerfectWave Transport」は、読み込んだデータをメモリーに蓄積して、内蔵したPS AUDIOオリジナルのDDコンバーターで新たにクロックを打ち直し、DACに転送する仕組みを採用している。
「Perfect Wave DAC」は、オプションとして用意された「PerfectWave Bridge」を背面の拡張ポートへ取り付けることで、NASなどネットワークストレージから配信された音楽ファイルのストリーム再生が可能になる。北米では発売されているが、まだ国内では販売を行っていない。PerfectWave Bridgeでは、ネットワーク上の音楽信号を読み取ったあと、内部回路で関連するクロックを分離。音声フォーマットを純粋なデジタル信号の流れに変換する。変換されたデジタル信号はI²SでDACに出力する仕組みとなっており、クロックとデータが互いに混同せずに出力されるI²Sフォーマットのメリットを活かしながら、ジッターを抑えた再生が楽しめる。対応フォーマットは96kHzまでのFLACのほか、WAV/AIFF/AAC/ALAC/MP3/OGG/APE。アップグレードによって192kHzまでのFLACとWAVにも対応予定で、現在アップグレード実施の最終調整を本国で行っている段階という。
デモでは、iPhone/iPod touch/iPadで「Perfect Wave DAC」を操作できるPS AUDIOのオリジナルアプリケーション「tagNPlay」も使用されていた。本アプリは1,200円でダウンロードでき、UpnPに対応したネットワークプレーヤーのコントロールが行える。また、PW Bridgeでのインターネットラジオ聴取にも対応する。
■ACOUSTIC REVIVE
アコースティック・リヴァイヴは、USBケーブル接続でのPCオーディオリスニング時における課題といわれている、PC自体が発生するノイズを効果的にカットできるという「USBアイソレーター」を参考出展した。今秋発売を予定しているという「RUI-1」は、信号ライン/電源ラインともにPCノイズをナノレベルまで減少させ、「ほぼ100%」近くノイズをカットできるという製品。使い方はPCとUSBケーブルとの間に挟み込むだけ。ケーブル部分は今年の夏に同社が発売したオーディオ用USBケーブル「USB-1.0PL」と同じく、最大径導体φ0.8の電源・信号完全セパレート構造を採用している。特注でUSB-1.0SPと同じようにA端子まで完全分離することも可能だ。USB2.0採用機器は非対応となる。予価は59,850円(税込)で、特注分はプラス15,750円(税込)。
他にも9月初旬に発売したACスタビライザー「RAS-14」など、オリジナリティが高い同社オーディオアクセサリー製品が数多く出展されている。
■ORB
ジェーエイアイのオーディオブランド「ORB」からは、DAC搭載ヘッドホンアンプの試作機が登場した。ラインナップとして、ストレートモデルの「DA-HP1」と、フロントパネルに液晶モニターとUSB入力端子を備える「DA-HP-USM」の2種類が企画されている。なお「DA-HP1」はBルームに出展する小社ブースでも試聴が可能だ。
いずれも最大192kHz/24bit対応のDACを搭載。「DA-HP-USM」はデジタル入力に光/同軸/USBを備え、アナログ音声入力にも対応している。同社スタッフによれば「本格的なピュアオーディオ志向のDACヘッドホンアンプとして開発しているが、DA-HP1で10万円を切る価格設定を実現したい」という。来月頃の発表が予定されているということなので、期待して待ちたい。
他にも先日発表のあったフィルターレスのダイレクト接続タイプの電源タップ「DP-4i」「DP-4i Gold」(関連ニュース)など、同社が注力するオーディオアクセサリー商品も並ぶ。DP-4i Goldはアクセントとなるブランドロゴや縁取りのゴールドの塗装に、純金含有塗料を使用するというこだわりよう。レッドのカラバリモデルにも漆の朱色を混ぜ込んでいるという贅沢な仕様を実現している。他にもアナログディスクの反りを修正するためのアクセサリー製品として開発されたハイエンドディスクフラッター「DF-01」など、ユニークな製品が並ぶ。
■FIRESTONE
横浜ベイサイドネットが輸入する「FireStone Audio」からは、DAC内蔵プリメインアンプ「Rubby」、DAC内蔵ヘッドホンアンプ「Libby」のプロトタイプが展示されている。それぞれRubbyが89,800円(税込)、Libbyが79,800円(税込)で11月中旬に発売を予定している。入力されたソースを192kHz/24bitまでアップサンプリングできる機能を搭載する。プリメインアンプの出力は60W×2ch。デジタル入力はAES/EBU、同軸、光、USBを搭載するほか、アナログオーディオ入力も備える。
横浜ベイサイドネットからは他にも、ブランド初のカナル型イヤホンやコネクタの新製品が出展されている。
■TRN
TRNのブースには32ビット対応の「ESS 9018」DACチップを採用したオーディオDAC「MiniMax DAC」が出展されている。
DAC出力には真空管増幅と半導体増幅が選べ、真空管増幅回路には「12AU7/ECC82」を採用する。入力端子はAES/EBU、同軸、BNC、光、USBを搭載。USB以外の入力端子は最大192kHzまでのサンプリングに対応する。フェーズ・イン/アウトの位相切換にも対応している。価格は99,759円(税込)。
■PS AUDIO
メインステージではPS AUDIOのトランスポート「Perfect Wave Transport (PWT)」、DAC「Perfect Wave DAC(PWD)」を使ったデモを展開。また、完実電気ブース出展ブランドのイチ押し機器を、時間ごとに交代で聴けるスペシャルイベントも開催されている。
CD/DVDドライブを搭載したトランスポート「PerfectWave Transport」は、読み込んだデータをメモリーに蓄積して、内蔵したPS AUDIOオリジナルのDDコンバーターで新たにクロックを打ち直し、DACに転送する仕組みを採用している。
「Perfect Wave DAC」は、オプションとして用意された「PerfectWave Bridge」を背面の拡張ポートへ取り付けることで、NASなどネットワークストレージから配信された音楽ファイルのストリーム再生が可能になる。北米では発売されているが、まだ国内では販売を行っていない。PerfectWave Bridgeでは、ネットワーク上の音楽信号を読み取ったあと、内部回路で関連するクロックを分離。音声フォーマットを純粋なデジタル信号の流れに変換する。変換されたデジタル信号はI²SでDACに出力する仕組みとなっており、クロックとデータが互いに混同せずに出力されるI²Sフォーマットのメリットを活かしながら、ジッターを抑えた再生が楽しめる。対応フォーマットは96kHzまでのFLACのほか、WAV/AIFF/AAC/ALAC/MP3/OGG/APE。アップグレードによって192kHzまでのFLACとWAVにも対応予定で、現在アップグレード実施の最終調整を本国で行っている段階という。
デモでは、iPhone/iPod touch/iPadで「Perfect Wave DAC」を操作できるPS AUDIOのオリジナルアプリケーション「tagNPlay」も使用されていた。本アプリは1,200円でダウンロードでき、UpnPに対応したネットワークプレーヤーのコントロールが行える。また、PW Bridgeでのインターネットラジオ聴取にも対応する。
■ACOUSTIC REVIVE
アコースティック・リヴァイヴは、USBケーブル接続でのPCオーディオリスニング時における課題といわれている、PC自体が発生するノイズを効果的にカットできるという「USBアイソレーター」を参考出展した。今秋発売を予定しているという「RUI-1」は、信号ライン/電源ラインともにPCノイズをナノレベルまで減少させ、「ほぼ100%」近くノイズをカットできるという製品。使い方はPCとUSBケーブルとの間に挟み込むだけ。ケーブル部分は今年の夏に同社が発売したオーディオ用USBケーブル「USB-1.0PL」と同じく、最大径導体φ0.8の電源・信号完全セパレート構造を採用している。特注でUSB-1.0SPと同じようにA端子まで完全分離することも可能だ。USB2.0採用機器は非対応となる。予価は59,850円(税込)で、特注分はプラス15,750円(税込)。
他にも9月初旬に発売したACスタビライザー「RAS-14」など、オリジナリティが高い同社オーディオアクセサリー製品が数多く出展されている。
■ORB
ジェーエイアイのオーディオブランド「ORB」からは、DAC搭載ヘッドホンアンプの試作機が登場した。ラインナップとして、ストレートモデルの「DA-HP1」と、フロントパネルに液晶モニターとUSB入力端子を備える「DA-HP-USM」の2種類が企画されている。なお「DA-HP1」はBルームに出展する小社ブースでも試聴が可能だ。
いずれも最大192kHz/24bit対応のDACを搭載。「DA-HP-USM」はデジタル入力に光/同軸/USBを備え、アナログ音声入力にも対応している。同社スタッフによれば「本格的なピュアオーディオ志向のDACヘッドホンアンプとして開発しているが、DA-HP1で10万円を切る価格設定を実現したい」という。来月頃の発表が予定されているということなので、期待して待ちたい。
他にも先日発表のあったフィルターレスのダイレクト接続タイプの電源タップ「DP-4i」「DP-4i Gold」(関連ニュース)など、同社が注力するオーディオアクセサリー商品も並ぶ。DP-4i Goldはアクセントとなるブランドロゴや縁取りのゴールドの塗装に、純金含有塗料を使用するというこだわりよう。レッドのカラバリモデルにも漆の朱色を混ぜ込んでいるという贅沢な仕様を実現している。他にもアナログディスクの反りを修正するためのアクセサリー製品として開発されたハイエンドディスクフラッター「DF-01」など、ユニークな製品が並ぶ。
■FIRESTONE
横浜ベイサイドネットが輸入する「FireStone Audio」からは、DAC内蔵プリメインアンプ「Rubby」、DAC内蔵ヘッドホンアンプ「Libby」のプロトタイプが展示されている。それぞれRubbyが89,800円(税込)、Libbyが79,800円(税込)で11月中旬に発売を予定している。入力されたソースを192kHz/24bitまでアップサンプリングできる機能を搭載する。プリメインアンプの出力は60W×2ch。デジタル入力はAES/EBU、同軸、光、USBを搭載するほか、アナログオーディオ入力も備える。
横浜ベイサイドネットからは他にも、ブランド初のカナル型イヤホンやコネクタの新製品が出展されている。
■TRN
TRNのブースには32ビット対応の「ESS 9018」DACチップを採用したオーディオDAC「MiniMax DAC」が出展されている。
DAC出力には真空管増幅と半導体増幅が選べ、真空管増幅回路には「12AU7/ECC82」を採用する。入力端子はAES/EBU、同軸、BNC、光、USBを搭載。USB以外の入力端子は最大192kHzまでのサンプリングに対応する。フェーズ・イン/アウトの位相切換にも対応している。価格は99,759円(税込)。