F1/V1に続く“リアルサウンド・アンプ”第3弾
スペック、新開発オイル・コンデンサー搭載のパワーアンプ「RSA-M1」発売
スペック(株)は、デジタルプリメインアンプの新製品として、新開発のオイル・コンデンサーを採用した「RSA-M1」を9月16日に発売する。価格は609,000円(税込)。
本機は2010年秋に発売されたフラグシップの「RSA-F1」(関連ニュース)、同年冬に発売されたスタンダードモデル「RSA-V1」に続く、同社の“リアルサウンド・アンプ”のシリーズ第3弾に位置づけられるモデル。同社ではシリーズのサウンドについて、真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴としている。
最大出力は8Ω時50W×2、6Ω時75W×2、4Ω時100W×2。周波数特性は10Hz〜30kHz(±1dB)、高調波歪率は0.02%、感度は300m Vrms、利得は37.3dB。
新製品のM1では、最上位のF1と同じデジタルパワーアンプユニットを採用した。高精度なPWM(パルス幅変調)スイッチングを可能にした最新のパワーMOS FETにより、ノイズの発生を抑えたパワースイッチングを実現。ドライバー段には高耐圧で時間軸制御にも優れるドライバーICを採用し、パワー段MOS FETの特徴を引き出すという。PWMスイッチングデバイスが備えるハイレベルなドライブ能力により、中低域でも優れたダンピング特性を発揮し、低能率のスピーカーでもダイナミックなサウンドを再現するとしている。
PWMスイッチングデバイスのポテンシャルを最大限に発揮させるため、本機ではコンデンサーに米Arizona Capacitors社にて本機専用のオイル・コンデンサーを開発し、搭載した。本コンデンサーは、往年の米国製真空管アンプなどに搭載されたビンテージのコンデンサーにも共通する、中低域での立体感や中高域での厚みと滑らかさといった音の特徴を引き継ぎながら、現代的なヌケの良さを加えたという。コイルは試聴により選び抜かれた特殊なリングコアを備え、低損失なトロイダルコイルを採用し、伸びやかな音質と聴感上の歪感の排除を実現した。
電源部は最新のデジタルアンプ技術を活かしきるため、シンプルでノイズの発生を極小化できるというアナログ電源を採用。電源部のコンデンサーには異なる音質的な特長を持った2種類のオーディオ専用電解コンデンサーを並列に使用し、十分な整流容量を確保するとともに、全帯域での音色のバランスを取り、低域の量感も強化した。また整流器にはF1と同じ種類の、最新の業務機器用の高耐圧・大電流用「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を採用。これにより音質に悪影響を与えるダイオードの整流ノイズを最小化し、クリーンでパワフルなサウンドを獲得しているという。
本体内部はフラグシップのF1の構造を踏襲し、電源トランス/パワーアンプ/ローパスフィルターの各部に特殊な鋼板製のシールドケースを被せ、電磁的な相互干渉を遮断、アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保している。
「オーディオ機器は楽器である」という同社の設計思想に基づき、本機では筐体のベースシャーシにスプルース材を用いるとともに、イタヤカエデ材のインシュレーターを採用。オークヴィレッジ(株)との共同開発により、金属製シャーシに木製ベースを取り付けるというアイデアを実現に結びつけた。なおアンダーベースは、オーストリア産のジャーマン・スプルースによるソリッド積層パネルを用いている。
パワースイッチはロック機構を搭載。通信機器用の高品位なフィーリングと、高い信頼性を持つセレクターや高精度カスタマーボリュームが採用された。ライン入力はRCAを3系統、XLRを1系統備える。RCA入力はロジウムメッキ部品を採用している。なお、本機はプリアンプやAVアンプのプリアウトと接続して、パワーアンプとして使用することも可能だ。また、後日発売予定のボリュームコントロール用リモコンによる操作も可能になる。
【問い合わせ先】
スペック(株)
TEL/03-6272-6011
本機は2010年秋に発売されたフラグシップの「RSA-F1」(関連ニュース)、同年冬に発売されたスタンダードモデル「RSA-V1」に続く、同社の“リアルサウンド・アンプ”のシリーズ第3弾に位置づけられるモデル。同社ではシリーズのサウンドについて、真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴としている。
最大出力は8Ω時50W×2、6Ω時75W×2、4Ω時100W×2。周波数特性は10Hz〜30kHz(±1dB)、高調波歪率は0.02%、感度は300m Vrms、利得は37.3dB。
新製品のM1では、最上位のF1と同じデジタルパワーアンプユニットを採用した。高精度なPWM(パルス幅変調)スイッチングを可能にした最新のパワーMOS FETにより、ノイズの発生を抑えたパワースイッチングを実現。ドライバー段には高耐圧で時間軸制御にも優れるドライバーICを採用し、パワー段MOS FETの特徴を引き出すという。PWMスイッチングデバイスが備えるハイレベルなドライブ能力により、中低域でも優れたダンピング特性を発揮し、低能率のスピーカーでもダイナミックなサウンドを再現するとしている。
PWMスイッチングデバイスのポテンシャルを最大限に発揮させるため、本機ではコンデンサーに米Arizona Capacitors社にて本機専用のオイル・コンデンサーを開発し、搭載した。本コンデンサーは、往年の米国製真空管アンプなどに搭載されたビンテージのコンデンサーにも共通する、中低域での立体感や中高域での厚みと滑らかさといった音の特徴を引き継ぎながら、現代的なヌケの良さを加えたという。コイルは試聴により選び抜かれた特殊なリングコアを備え、低損失なトロイダルコイルを採用し、伸びやかな音質と聴感上の歪感の排除を実現した。
電源部は最新のデジタルアンプ技術を活かしきるため、シンプルでノイズの発生を極小化できるというアナログ電源を採用。電源部のコンデンサーには異なる音質的な特長を持った2種類のオーディオ専用電解コンデンサーを並列に使用し、十分な整流容量を確保するとともに、全帯域での音色のバランスを取り、低域の量感も強化した。また整流器にはF1と同じ種類の、最新の業務機器用の高耐圧・大電流用「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を採用。これにより音質に悪影響を与えるダイオードの整流ノイズを最小化し、クリーンでパワフルなサウンドを獲得しているという。
本体内部はフラグシップのF1の構造を踏襲し、電源トランス/パワーアンプ/ローパスフィルターの各部に特殊な鋼板製のシールドケースを被せ、電磁的な相互干渉を遮断、アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保している。
「オーディオ機器は楽器である」という同社の設計思想に基づき、本機では筐体のベースシャーシにスプルース材を用いるとともに、イタヤカエデ材のインシュレーターを採用。オークヴィレッジ(株)との共同開発により、金属製シャーシに木製ベースを取り付けるというアイデアを実現に結びつけた。なおアンダーベースは、オーストリア産のジャーマン・スプルースによるソリッド積層パネルを用いている。
パワースイッチはロック機構を搭載。通信機器用の高品位なフィーリングと、高い信頼性を持つセレクターや高精度カスタマーボリュームが採用された。ライン入力はRCAを3系統、XLRを1系統備える。RCA入力はロジウムメッキ部品を採用している。なお、本機はプリアンプやAVアンプのプリアウトと接続して、パワーアンプとして使用することも可能だ。また、後日発売予定のボリュームコントロール用リモコンによる操作も可能になる。
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スペック(株)
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