ライブとオーディオ再生が一度に楽しめる「PureLIVE」開催！TADラボエンジニア＆Suaraさんインタビュー

■Suaraさんが語る『PureLIVE』への意気込み

続いては新作アルバム発売を控えたSuaraさんに『PureLIVE』への抱負を伺った。ちょうどニューアルバム『花凛』（ハイブリッドSACDで10/26リリース）のマスタリング作業の折にお話を伺うことができた。後日、この新作への想いを語っていただいたインタビューもお届けしようと思うが、まずは直前に迫った『PureLIVE』への意気込みを語っていただいた。

「ジャズという一つのジャンルを貫いた『Pure2』プロジェクトの一連の流れのなかで、今回が最後のイベントとなるので感慨深いですね。ジャズに触れて私も新たな境地を自分の中で作れましたし、これからの可能性も見出せたと感じています。この先ジャズを歌う機会もあると思いますが、むしろ逆にこちらから歌う機会を作っていきたいくらいですね。今回のイベントは『Pure2』の流れとしては締めくくりのライブとなるので、私も悔いのないように歌いたいと思っています。

ライブではレコーディングメンバーとともに演奏と歌をお届けするという初めてとなる貴重な機会なので、その点も楽しみですね。一度音を一緒に出した仲間ですから、お互い知っているが故にどんな球を投げてくるか気になりますが（笑）。ジャズならではの駆け引きやアドリブもあるでしょうし、私もどういうフェイクで演奏に乗っかろうかというドキドキ感がありますね。さらに今回のライブではカバー曲を数曲用意しています。「POWDER SNOW」のように皆さんが良く知っている楽曲や、『Pure2』のように、ポピュラー全般を対象にして選んだカバー楽曲も登場するので、ぜひ楽しみにしていてください。

ピュアサウンドセッションでは製作メンバーを交えてのトークショウもあるので、私自身もどんなイベントになるか楽しみです。エンジニアの橋本さんと下川エグゼクティブ・プロデューサーがどんな話を繰り出してくるのか、生でのやり取りを期待してくださいね。私も自分を守りつつ（笑）盛り上げられるように頑張ります」

二日間開催される『PureLIVE』であるが、ライブ選曲も日によって多少変化するとのこと。ライブパートでは『Pure2』のプロデューサー／エンジニアを務めた橋本まさしさんがPAエンジニアとしてフェダーを握る予定だ。さらに映像や音声での収録は行わないため、会場へ足を運んだ方のみ楽しめるプレミアムなイベントとなっている。

入場者には特製クリアファイルが配布されるほか、会場内では「パイオニア」製品のデモや、「TAD」製品の歴史がわかる展示、Suaraさんの新作アルバムに伴ったライブツアー『Suara LIVE TOUR 2011〜花凛風月〜』のチケット先行販売も予定されている。このライブツアーではチケット価格を大幅に下げ、より多くのファンに楽しんでほしいという配慮がなされており、いつも以上にチケット入手が難しくなることが予想される。年末のSuaraさんのライブにも参加したいという方はぜひ『PureLIVE』にも足を運んでいただきたい。