審査委員長2氏がコメント
「オーディオ銘機賞2012」審査会が本日開催 − 多数の有力モデルから真の「銘機」を選出
小社『季刊・オーディオアクセサリー』誌主催"オーディオ銘機賞2012"の審査会が、本日10月14日(金)に開催される。
「オーディオ銘機賞」は、オーディオ文化の向上とマーケットの活性化を目指して、1978年に創設された。毎年生み出されてくるピュアオーディオコンポーネント群の中から、卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドにあふれ、今後のロングセラーおよびベストセラーが予想される、真の意味での「銘機」を選出するものとして、数多くあるオーディオアワードのなかで業界のスタンダードアワードとして幅広く認知されており、受賞モデルが必ず人気ヒットモデルとなるという実績を得て、ユーザーはもちろん、オーディオに関わる多くの方から大きな注目を集めている。
また、審査にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏と、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員から構成していることが、本賞の大きな特徴となっている。審査会では膨大なノミネート機種の中から、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」、「特別賞」、およびジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
選考会に先立ち2名の審査委員長に、今年の製品および、この1年間のオーディオ業界の傾向をうかがった。
評論家側・審査委員長 藤岡 誠氏
「今年から斎藤宏嗣氏の後を受けて、審査委員長という大役をいただくことになった。今年は3月の東日本大震災の影響を受け、オーディオ業界も困難な状況を迎えている。最近では明るい兆しも見えつつあるが、その立ち直りの歩みは未だ緩やかなのが実情ではないだろうか」。
「一方で円高の影響については、海外輸入製品については確かにコンシューマーに購入価格の面でメリットがあるとは言えるが、海外輸出を頼りにしている国内メーカーにとってはマイナス材料になっている」。
「しかしながら、今回のオーディオ銘機賞2012は、震災後の景気感の悪さをはね除けてしまうほど、業界から熱い注目を浴びている。このような環境の中で、オーディオ銘機賞の重要な役割は“業界の活性化”の一翼を担うことであると考えている。私も審査委員長として、この重責をきちんと果たすべく、身を引き締めている」。
「製品を見てみると、現在はUSB、PCオーディオ、ネットオーディオといった、ソース側での新しい潮流が生まれている。一方では、従来通りのピュアオーディオをよりいっそう重視していくことも大事だと思う。高級モデルに特化したメーカーは、情熱を持ってピュアオーディオ製品の開発へ意欲的に取り組んでいる。国内メーカーにも、業界再編の中で大変厳しい状況の中、熱心に取り組んでいるところが数多くある。そういう努力にもきちんと目を向け、よりいっそう光をあてていきたい」。
流通側・審査委員長 CAVIN大阪屋 森田正二氏
「今年は国産ブランドを中心にハイエンドモデルに力作が目立つ。非常に楽しみな製品が多く、例年よりも時期的にも早く市場に出てくるので、コンシューマーの方々には年末に多くの楽しみがあると思っている」。
「一方で残念なことは、入門機・中級機の活性化が今年はやや弱いこと。もう一度マーケットを賑やかにできるような製品に、ぜひこれからも注力して欲しいと思う。ネットワークオーディオも色々な種類の製品が出てきている。この分野もひとつの大きなマーケットになると思っている。また、パッケージメディアにも高音質CDが出て成功をおさめるなど、オーディオファンには良い材料が多い。オーディオの世界には色々な楽しみ方が生まれてきており、今後もさらに進化していくだろうと感じている」。
なお「オーディオ銘機賞2012」の各賞受賞結果は、11月21日発売の『季刊・オーディオアクセサリー 143号』に掲載される。また当サイトでもオーディオ銘機賞特設サイトにて、順次結果をお知らせしていく。
また、審査にあたっては公正を期すため、技術的見識の深いオーディオ評論家諸氏と、マーケットでの商品性に詳しい流通側の審査委員から構成していることが、本賞の大きな特徴となっている。審査会では膨大なノミネート機種の中から、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」、「特別賞」、およびジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
選考会に先立ち2名の審査委員長に、今年の製品および、この1年間のオーディオ業界の傾向をうかがった。
評論家側・審査委員長 藤岡 誠氏
「今年から斎藤宏嗣氏の後を受けて、審査委員長という大役をいただくことになった。今年は3月の東日本大震災の影響を受け、オーディオ業界も困難な状況を迎えている。最近では明るい兆しも見えつつあるが、その立ち直りの歩みは未だ緩やかなのが実情ではないだろうか」。
「一方で円高の影響については、海外輸入製品については確かにコンシューマーに購入価格の面でメリットがあるとは言えるが、海外輸出を頼りにしている国内メーカーにとってはマイナス材料になっている」。
「しかしながら、今回のオーディオ銘機賞2012は、震災後の景気感の悪さをはね除けてしまうほど、業界から熱い注目を浴びている。このような環境の中で、オーディオ銘機賞の重要な役割は“業界の活性化”の一翼を担うことであると考えている。私も審査委員長として、この重責をきちんと果たすべく、身を引き締めている」。
「製品を見てみると、現在はUSB、PCオーディオ、ネットオーディオといった、ソース側での新しい潮流が生まれている。一方では、従来通りのピュアオーディオをよりいっそう重視していくことも大事だと思う。高級モデルに特化したメーカーは、情熱を持ってピュアオーディオ製品の開発へ意欲的に取り組んでいる。国内メーカーにも、業界再編の中で大変厳しい状況の中、熱心に取り組んでいるところが数多くある。そういう努力にもきちんと目を向け、よりいっそう光をあてていきたい」。
流通側・審査委員長 CAVIN大阪屋 森田正二氏
「今年は国産ブランドを中心にハイエンドモデルに力作が目立つ。非常に楽しみな製品が多く、例年よりも時期的にも早く市場に出てくるので、コンシューマーの方々には年末に多くの楽しみがあると思っている」。
「一方で残念なことは、入門機・中級機の活性化が今年はやや弱いこと。もう一度マーケットを賑やかにできるような製品に、ぜひこれからも注力して欲しいと思う。ネットワークオーディオも色々な種類の製品が出てきている。この分野もひとつの大きなマーケットになると思っている。また、パッケージメディアにも高音質CDが出て成功をおさめるなど、オーディオファンには良い材料が多い。オーディオの世界には色々な楽しみ方が生まれてきており、今後もさらに進化していくだろうと感じている」。
なお「オーディオ銘機賞2012」の各賞受賞結果は、11月21日発売の『季刊・オーディオアクセサリー 143号』に掲載される。また当サイトでもオーディオ銘機賞特設サイトにて、順次結果をお知らせしていく。
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