記念モデルはプリアンプなど4製品
<CES>ハーマン、マークレビンソンの“40周年記念モデル”/REVEL AUDIOの新スピーカー
プリメインアンプNo.585の価格は予価10,000ドルとなる見込み。225W/chの出力を備えることに加え、本機の特徴は豊富な入力端子を装備することにある。
XLR×1、RCA×2、MM/MC両対応のフォノ入力のほか、RCA同軸デジタル、AES/EBU、光TOS、USB、HDMIなどのデジタル入力を装備。これらのデジタル入力は192kHz/32bit対応のDACチップで処理が行われる。
さらにユニークなのは、USBとS/PDIFのデジタル出力の搭載を予定しており、他のデジタル機器へ接続し簡単にAD変換することも検討しているという。また、No.52同様にネットワークからのコントロールに対応したSSPモードにも対応する予定とのことだ。
「No.519」は、192kHz/32bitのDAC部をデュアルで搭載したSACDプレーヤー。価格は予価で8,000ドル。
こちらも外部のデジタル機器を接続できることが特徴で、USB×2、S/PDIF×2の入力端子を装備し、DACとして使用できる。HDMI、AES/EBU、S/PDIF×2を装備したデジタル出力も装備するためDDコンバーターとしても活用できる使用となっている。
加えて、SACD再生時にはDSD信号のダイレクト出力もサポート。HDMI出力を活用することで、SACDをハイレゾリューションで再生するLPCM再生にも対応するとのことだ。
さらに本機はヴォリュームも装備するため、デジタルプリアンプとして活用も可能。フロント部にはUSB端子を装備し、ソフトウェアのアップデートに加えゆくゆくは音楽再生用に活用できるようにするとのことだ。こちらもほかのモデルと同様、イーサネット端子やML Net端子の装備を予定しており、SSPモードに対応させるという。
「No.560」は、同社が“デジタルオーディオプロセッサー”と形容する製品。いわゆる単体DACのことだが、本機も豊富なデジタル機器への対応が特徴に挙げられる。予価は6,000ドル。
ネットオーディオへの対応を可能とする3系統のUSB端子(うち1系統はフロントパネルに装備)やHDMI、RCA同軸デジタル、光TOS、AES/EBU、そして前述のNo.519との組み合わせも想定したDSDダイレクト入力も装備したまさに”デジタルプロセッサー”というにふさわしい仕様となるとのこと。
DACチップは192kHz/32bit対応のものをデュアルで搭載する予定。ボリューム調整機能も装備するため、プリアンプとしての使用も可能だ。なお、アナログ出力はXLRとRCAの搭載を検討しているという。
■REVEL AUDIOに新シリーズ「PERFORMA 3」が登場
ハーマングループに属するスピーカーブランドとしてはJBLが日本では最もポピュラーな存在だが、海外ではREVEL AUDIOも確かな地位を築き上げている。アメリカに本拠を置くハイエンドブランドである同ブランドからも、新シリーズ「PERFORMA 3」が発表され早くも話題となっている。