インウォールスピーカーのプロトタイプも出展

<CES>モニターオーディオ、オンウォールスピーカーの新シリーズ − GXシリーズのピアノエボニー仕上げも登場

公開日 2012/01/12 09:54 季刊オーディオアクセサリー編集部:浅田陽介
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イギリスのモニターオーディオは現在開催中の2012 International CESにて、厚さ40mmの薄型オンウォールスピーカーの新シリーズとなるShadowシリーズを発表した。

ラインアップはShadow25、Shadow50、Shadow60と、センタースピーカーのShadow Centreで構成される。本国イギリスでの出荷は4月上旬を予定している。

モニターオーディオのオンウォールスピーカーの新シリーズShadowシリーズ

シリーズ中、最も小型のモデルとなるのはShadow25。サテライトスピーカーやリアスピーカーでの使用を考慮して設計されており、4インチのフラットRDT(リジッド・ダイヤフラム・テクノロジー)ミッド/バスユニットと25mm C-CAMドームトゥイーターを採用している。

Shadow25の能率は、84dB、インピーダンスは8Ωとし、周波数帯域は100Hz〜30kHzを確保している。

最も小型な「Shadow25」

ユニット構成など基本構造は共通の「Shadow50(写真左)」と「Shadow60(写真右)」

また、取付方法も壁掛けだけでなく、金属用のデスクトップスタンドが付属し、設置の自由度も兼ね備えた設計となっている。

50インチのテレビにジャストフィットするよう設計されたShadow50と、60インチ用のShadow60の使用ユニットはいずれも共通。4インチのRDTドライバーを2つ搭載し、25mmのC-CAM振動板はエンクロージャーに対してフラットにマウントされたABRドライバーとしている。これらの感度は87dBに統一されている。インピーダンスは8Ω、再生周波数帯域はShadow50が80Hz〜30kHz、Shadow60が70Hz〜30kHzとしている。この差はエンクロージャーのサイズの違いが関係しているとのこと。

RDTドライバー背面。マグネットが強固に固定されている


スピーカー端子は本体下部に装備する

トップのカバーは最近のテレビのトレンドを踏まえツヤありのブラック仕上げとしている
センタースピーカーのShadow Centreは、Shadow50/60の専用モデルとして設計されており、ドライバーユニットも同一のものを採用。本機を組み合わせることでハイパフォーマンスなホームシアターシステムをスタイリッシュに構築できるという。

人気のGXシリーズにはエボニーカラーのモデルを追加した。

木目が美しいGXシリーズに新たに追加されたピアノエボニー仕上げも出品

ハイエンドオーディオ用のスピーカーでは、日本でも人気の高い同社上位モデルGXシリーズの新しいカラーバリエーションとなるピアノエボニー仕上げを展示している。

一見すると同社のフラッグシップモデルであるPlatinumシリーズと見間違えるほどの美しい仕上げを実現し、さらなる高級感を醸し出している。

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