ジェフ・ジョセフ氏インタビュー

【CES】Ayre「5シリーズ」のプリメイン/Joseph Audio「Pearl3」がブラッシュアップ

公開日 2013/01/10 11:32 オーディオアクセサリー編集部・伊佐山
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CES会場のベネチアンホテルには、今年も多くのハイエンドオーディオ関連の注目製品が展示されている。本項では米国のブランドであるAyre(エアー)とJoseph Audioのブースレポートをお届けする。

Ayreから5シリーズのプリメインアンプとパワーアンプが登場

USB-ADコンバーター「QA-9DAC」等、ネットオーディオ関連の製品が話題を集める米Ayre社のブースでは、新製品のプリメインアンプ「AX-5」とパワーアンプ「VX-5」が発表された。この2モデルはともに同ブランドの中核を担う。


Ayreの新製品プリメインアンプ「AX-5」

パワーアンプの新製品「VX-5」も同時発売
「AX-5」は5シリーズ待望のプリメインアンプで「Ayre new Diamond output stage」と呼ばれる新たな出力機構を投入した点が大きな特徴となっている。同技術に関して、詳しい情報は発表されていないが、ハイレゾ/ハイスペック再生等、現代の最先端のオーディオソースに対応すべく開発された技術といって間違いないであろう。


「AX-5」をアピールするためのパネル

「VX-5」の発売告知もユニーク
本機にはさらに、プリアンプの最高峰モデルである「KX-R」に採用されているボリューム機構である「VGT(可変ゲイン・トランスインピーダンス)回路」を搭載。エアーの特徴であるゼロフィードバック、フルバランスステージ回路コンセプトを継承しつつ、最大250W/ch(4Ω)の出力を実現したモデルとなっている。

一方のステレオパワーアンプ「VX-5」にも新技術の「Ayre new Diamond output stage」を採用。ローフィードバック、フルバランスステージ回路を搭載し、最大で350W/ch(4Ω)の出力を実現。「AX-5」のパワーアップアイテムとしても活用できそうなモデルとなっている。

Joseph Audioのフラッグシップスピーカー「Pearl3」が登場

米国のハイエンドスピーカーブランド、Joseph Audioのブースでは、昨年末に日本でも発売されたばかりのトールボーイスピーカー「Perspective」を展示。


ジョセフ・オーディオのブースでは昨年末に発売されたばかりのトールボーイスピーカー「Perspective」を展示

メインの試聴ルームでは最新の最高峰モデル「Pearl3」にてデモを行っていた
軽量かつ高剛性のメタルコーンウーファーと同社の革新的なネットワーク技術が融合したモデルとして、その手頃なサイズから現地でも人気を呼んでいる。

さらに今回はフラッグシップモデルの新製品として「Pearl3」も登場。こちらは従来の最高峰モデル「Pearl2」のマイナーチェンジ版で、低域のスピード感をいままでよりもさらに最適にコントロールしたものであるという。


ジョセフ・オーディオ代表のジェフ・ジョセフ氏
「今までのモデルは低域のスピードが速すぎて、本当にシビアなオーディオユーザー以外の方々に"低域をもう少し出してほしい”という要望もいただきました。そこで従来の解像度やスピード感を維持しつつ、低域のスケール感をさらに引き出すことに成功したのが今回の新モデルです」、同社の代表であるジェフ・ジョセフ氏はこう語る。日本での発売時期や価格に関しては決まり次第お伝えしたい。

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