バッファロー、世界初のDSD配信対応オーディオ向けNAS

（株）バッファローは、世界で初めてDSDファイルのDLNA配信に対応した、オーディオ用のNASを正式発表。“LinkStation”「LS421D0402P」として7月下旬から発売する。価格はオープンだが74,800円前後での販売が予想される。全国のオーディオ専門店などで販売する。

HDD容量は4TBで、2TBのドライブを2基搭載し、RAID 0、RAID 1の設定が可能なNAS。出荷時はRAID 1設定で、自動でミラーリング保存を行う。

配信ソフトには「TwonkyMediaServer7.1」を搭載し、世界で初めてDSD（2.8MHz/5.6MHz）のDLNA配信に対応した。WAVE/AIFF、FLAC、ALACなどの配信にも、もちろん対応している。

なお、DLNA経由でのDSD再生対応を確認している機器は、パイオニアのSC-LX57/VSA-1123/SC-2023、スフォルツァートのDSP-03となる。

DLNAサーバー以外の機能をOFFとする初期設定など、オーディオ配信に最適化した設定が施された点が特徴。このため、地デジ録画ムーブ機能やスカパー！プレミアムサービスLink機能などのDTCP-IP機能は非搭載。なおiTunesサーバー機能、USBデバイスサーバー機能、プリンターサーバー機能、WebAccess機能、BitTorrent機能は搭載しているが、出荷時はOFFに設定されている。

そのほか、静音性に配慮した大口径の日本メーカー製ファンを搭載するなど、オーディオルームでの使用に配慮した。

筐体は重厚感のあるガンメタリックの専用デザイン。また前面にUSB3.0ポートを搭載し、USBメモリーやUSBハードディスクを接続しやすくしている。