USB接続やDLNAでハイレゾに対応

ソニー、ハイレゾ対応Bluetoothスピーカー「SRS-X9」

公開日 2014/01/16 13:16 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、ハイレゾ再生にも対応するBluetoothスピーカー「SRS-X9」を3月8日より発売する。価格はオープンだが6万円前後での実売が予想される。

SRS-X9

CESで同社が「業界初のハイレゾ対応ワイヤレススピーカー」として発表した2.1chの一体型スピーカーシステム(関連ニュース)が国内発表された格好。BluetoothはaptX/AAC/ABCコーデック、およびA2DP/AVRCPプロファイルに対応し、NFCやWi-Fi機能も備えている。アップルのAirPlayやDLNAにも対応している。

DLNAおよびUSB接続時にハイレゾ再生へ対応。なお、本体にはUSB端子を2系統備えているが、USB A端子がハイレゾ音源の直接再生に対応。ウォークマンを始めとする各種DAPやUSBメモリーに加え、USB-HDDの接続にも対応している。

端子部

ハイレゾ音源はDSD(DSDIFF)、最大192kHz/24bitのWAVとFLACの再生が可能で、4月中に予定しているアップデートによってDSFファイルにも対応するという。なお、DSFファイルはリニアPCMに変換しての再生になる予定。そのほかの音源フォーマットでは、mp3、WMA、WMA Lossless、AAC、FLAC、AIFF、ALACに対応している。

本体は磁性流体スピーカー2基とサブウーファーに加え、ハイレゾ対応スーパートゥイーター4基とパッシブラジエーター2基という7ユニットスピーカーシステムを採用。4基のスーパートゥイーターによって高域の広がりを補完してハイレゾをより広いエリアで楽しめるようにしたほか、低域・中域・高域をそれぞれのユニットでドライブすることによって低歪みでクリアに音を再現するとしている。総合出力は154Wで、再生周波数帯域は45Hz~40kHz。

7ユニットスピーカーシステムを採用

天面にもトゥイーターを装備して高域の対応能力を強化。ボディにはハイレゾのロゴも

フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。デジタルアンプを、スーパートゥイーター、ミッドレンジにそれぞれ1基ずつ、サブウーファーに2基という計8基搭載したマルチアンプ構造を採用しており、各ユニット間の再生周波数帯のクロスオーバーを最適化することで、低域から高帯域の音の再現性や繋がりの良さを実現したという。

非ハイレゾ音源も最大192kHz/24bit相当までアップスケーリングする「DSEE HX」も搭載。高域補完やアップサンプリング、bit拡張とハーモニックイコライザーによって音源をアップスケーリングする。なおDSEE HXはオン/オフ/オートの3段階から選択できる。そのほか、高音質化技術では独自に最適な音質にチューニングした「ClearAudio+」も搭載している。

なお、ハイレゾ音源の再生ソフトについては、同社製の「Media Go」を2014年4月にアップデートでDSDファイル管理とミュージックサーバー機能に対応させる予定。

ワイヤレス音楽再生に際しては、統合アプリ「SongPal」もAndoridとiOS版の両方で無償提供予定。スマートフォン内の音源をワイヤレス再生したり、スマホをリモコンとして使用できるようにする。

USBメモリーなどからの直接のハイレゾ再生が可能なUSB A端子は、接続機器を充電しながらの再生にも対応。USB B端子はパソコンやハイレゾ対応ウォークマンなどを接続してハイレゾ音源を再生したり、本機をUSB DAC内蔵スピーカーとして活用するなどといった使い方ができる。また、オーディオ入力も備え、外部機器からの音楽信号を本機の96kHz/24bit対応ADコンバーターで処理して再生するなどといった使い方もできる。

そのほかMusic Unlimitedやradiko.jpにも対応。海外のラジオやNHKのラジオなどを聴取できるtuneinにも対応している。

デザイン面では、天面に耐指紋コートを施したフラットガラス、側面には音響効果を高める厚さを考察して決めたという0.8mmのアルミ板、そしてこちらも音質にこだわり開口率を高くし着脱可能な0.4mmの薄型ステンレスパンチンググリルとう3マテリアル構成を採用。天面はタッチセンサー式で、電源や音量調整などが行えるほか、手をかざすと中央のファンクションキーのLEDが自動点灯するなどする。

タッチ式の操作ボタン類

サランネットは着脱可能

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