「CM6 S2」も追加
B&Wから新CMシリーズ「CM S2」登場 −トゥイーター刷新、ネットワーク強化
そして今度はCM5 S2とCM6 S2の比較だ。澤田氏は「トゥイーターの設置方法だけが異なるこの2モデルを聴き分けられるかどうかで、『音場感』という概念をきちんと理解しているかどうか、聴き手の能力を確かめられるとB&Wの担当者が語っていた」とコメント。その言葉を聞いて、試聴にも思わず背筋が伸びる。だが、聴いてみると違いは明らか。解像感や音の生々しさという点ではCM5 S2と同様の印象だが、奥行きはCM6 S2の方が明確に描かれていることがわかる。具体的に言うと、広めのホールで歌う男性ボーカルの立ち位置が、より奥側に、かつ明快な定位で描かれる印象だ。
CMシリーズ、とくにブックシェルフ型モデルは同価格帯の中でも高い完成度を誇っていると認識していた。それだけに、旧モデルと新モデルとどれだけの違いがあるか興味津々だったが、わずかな試聴時間で新モデルの進化をここまで確認できたのは嬉しい誤算だった。
■ラインナップの主な仕様
最後に、CM S2シリーズのラインナップ各モデルの特徴と仕様を以下にまとめておく。
CM1 S2は、2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHzとなる。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は84dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(110Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低4.0Ω)。外形寸法は165W×280H×276Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は6.7kg。
CM5 S2は、2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、165mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHzとなる。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.7Ω)。外形寸法は200W×340H×301Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は8.9kg。
CM6 S2は今回からラインナップされたモデルで、トゥイーター・オン・トップ構成を採用。2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、165mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHz。トゥイーターがエンクロージャーの上に設置されている以外は、構成、スペック値ともにCM5 S2を踏襲している。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低4.0Ω)。外形寸法は200W×340H×301Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は6.7kg。
CM8 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、130mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は43Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は165W×925H×277Dmm(台座部のぞく)、質量は19.5kg。
CM9 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのフロア型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、150mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は30Hz〜50kHz(-6dB)、能率は89dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(90Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は200W×990H×321Dmm(台座部のぞく)、質量は26.6kg。
CM10 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのフロア型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、150mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は28Hz〜50kHz(-6dB)、能率は90dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(86Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.1Ω)。外形寸法は200W×1087H×364Dmm(台座部のぞく)、質量は33.5kg。
センタースピーカーCMC2 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフで、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、100mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は40Hz〜50kHz(-6dB)、能率は89dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(90Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は590W×225H×301Dmm、質量は18.7kg。
センタースピーカーCMC S2は2ウェイ・3スピーカー/リアバスレフで、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mmケブラーコーンFSTバス/ミッドレンジ×2、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは4kHz。
再生周波数帯域は40Hz〜50kHz(-6dB)、能率は87dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は480W×166.5H×275Dmm(台座部のぞく)、質量は11.5kg。
CMシリーズ、とくにブックシェルフ型モデルは同価格帯の中でも高い完成度を誇っていると認識していた。それだけに、旧モデルと新モデルとどれだけの違いがあるか興味津々だったが、わずかな試聴時間で新モデルの進化をここまで確認できたのは嬉しい誤算だった。
■ラインナップの主な仕様
最後に、CM S2シリーズのラインナップ各モデルの特徴と仕様を以下にまとめておく。
CM1 S2は、2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHzとなる。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は84dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(110Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低4.0Ω)。外形寸法は165W×280H×276Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は6.7kg。
CM5 S2は、2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、165mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHzとなる。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.7Ω)。外形寸法は200W×340H×301Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は8.9kg。
CM6 S2は今回からラインナップされたモデルで、トゥイーター・オン・トップ構成を採用。2ウェイ・2スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、165mm防振プラグ付きケブラーコーン・バス/ミッドレンジを搭載。クロスオーバーは4kHz。トゥイーターがエンクロージャーの上に設置されている以外は、構成、スペック値ともにCM5 S2を踏襲している。
再生周波数帯域は45Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低4.0Ω)。外形寸法は200W×340H×301Dmm(グリル、ターミナル含む)、質量は6.7kg。
CM8 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのブックシェルフ型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、130mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は43Hz〜50kHz(-6dB)、能率は88dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は165W×925H×277Dmm(台座部のぞく)、質量は19.5kg。
CM9 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのフロア型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、150mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は30Hz〜50kHz(-6dB)、能率は89dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(90Hz〜22kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は200W×990H×321Dmm(台座部のぞく)、質量は26.6kg。
CM10 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフのフロア型で、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、150mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は28Hz〜50kHz(-6dB)、能率は90dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(86Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.1Ω)。外形寸法は200W×1087H×364Dmm(台座部のぞく)、質量は33.5kg。
センタースピーカーCMC2 S2は3ウェイ・4スピーカー/リアバスレフで、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、100mmケブラーコーンFSTミッドレンジ、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは350Hz/4kHz。
再生周波数帯域は40Hz〜50kHz(-6dB)、能率は89dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(90Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は590W×225H×301Dmm、質量は18.7kg。
センタースピーカーCMC S2は2ウェイ・3スピーカー/リアバスレフで、25mmダブルドーム・アルミ・トゥイーター、130mmケブラーコーンFSTバス/ミッドレンジ×2、165mmペーパー/ケブラー・ウーファー×2を搭載。クロスオーバーは4kHz。
再生周波数帯域は40Hz〜50kHz(-6dB)、能率は87dB(2.83V/1m)、高調波歪み率は1%以下(100Hz〜28kHz)、公称インピーダンスは8Ω(最低3.0Ω)。外形寸法は480W×166.5H×275Dmm(台座部のぞく)、質量は11.5kg。
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