2.8MHz DSDネイティブ再生に対応
ローランド、独自DSPエンジン搭載のUSBオーディオインターフェース「Super UA」を披露
ローランドは、独自のDSPエンジンを搭載したUSBオーディオインターフェース「Super UA」を発売する。価格はオープンだが、7〜8万円前後での実売が予想される。
同社は本日、RolandおよびBOSSブランドの新製品内覧会を開催した。Super UAは先行して発表されていたが(関連ニュース)、今回の内覧会で初披露された。本機は2014年11月に発売されたDSDネイティブ再生対応の超小型USB-DAC「Mobile UA」(詳細レポート)の兄弟モデルで、Mobile UAと同様に、独自のDSPオーディオエンジン「S1LKi」(シルキー)を搭載している。
Super UAは352.8kHz/32bitまでのPCM、および5.6MHz/2.8MHzのDSD再生フォーマットに対応。なお、5.6MHz DSDは2.8MHzに、352.8kHz PCMについては176.4kHzにダウンコンバートとしての再生となる。A/DコンバーターはDSD非対応で、最大192kHz/24bitまでの対応となる。
ローランドが開発したDSPオーディオエンジン「S1LKi」(詳細記事)は、44.1kHzのフォーマットを一旦176.4kHz(48kHzの場合は192kHz)へアップサンプリングした上で1bit信号へ変換する高音質化技術。通常はD/Aコンバーター内で行われるアップサンプリング/ダウンサンプリングをこのS1LKiで実行することで、元データのフォーマットに最適化された音楽的な信号処理が可能となっている。
スタジオ品質のプリアンプ回路の搭載、ダイレクト・モニタリングが行えるデジタルミキサーの内蔵も本機の特徴。またA/Dコンバーター部にもS1LKiを用いることで、高品位なA/D変換を可能にしている。電源はACアダプターからの供給となる。
筐体はアルミダイキャスト製で、精度の高い金属加工が施されている。筐体上面には大型ボリューム・ダイヤル、操作に追随して発光するLEDインジケーター、レベルメーターなどを搭載している。
USBはmicro B端子を搭載。ライン入出力は、2chフォーン端子を各1系統ずつ備える。さらに2chのXLR入力およびXLR出力を搭載したブレークアウト・ボックスが付属。本体側の出力とは別に独立して使用することができ、最大6chのマルチチャンネル出力に対応している。
ヘッドホン出力については、ステレオ標準端子とステレオミニ端子を1系統ずつ搭載している。本機はACアダプターからの電源供給を作用しており、電源が強化できたことでハイインピーダンス・ヘッドホンの駆動にも対応できるとのことだ。
本体の外形寸法/質量の外形寸法は、115W×44H×161Dmm/490g。ブレークアウトボックスの外形寸法/質量は、136W×42H×65Dmm/360gとなる。
内覧会にはRJSカンパニー社長の富田高宏氏が挨拶。「今年もNAMMショウにて多くの製品を発表させていただき、すでにインターネット等でその詳細は伝わっているかと思います。しかし、我々が本当に伝えたいのはそのスペックではなく、新しい楽器で何ができるのか、どんな可能性が提案できるのかということです」とコメントした。
また、同社が「Unleash」(解き放つ、の意)というコンセプトを基に今回の製品群を開発したことも紹介し、「これからもイマジネーションを解き放つ製品を手がけていきたいと思います」と説明していた。
内覧会では、今年1月末に開催された世界最大規模の楽器見本市「NAMM Show 2015」で発表された製品も多数紹介。Rolandブランドからは、アナログ/デジタルの2つのエンジンを搭載したクロスオーバーシンセサイザー「JD-Xi」、BOSSブランドからはベース用エフェクター“Bass Driver”「BB-1X」やボーカル用リバーブ“Vocal Echo”「VE-1」などが披露された。
同社は本日、RolandおよびBOSSブランドの新製品内覧会を開催した。Super UAは先行して発表されていたが(関連ニュース)、今回の内覧会で初披露された。本機は2014年11月に発売されたDSDネイティブ再生対応の超小型USB-DAC「Mobile UA」(詳細レポート)の兄弟モデルで、Mobile UAと同様に、独自のDSPオーディオエンジン「S1LKi」(シルキー)を搭載している。
Super UAは352.8kHz/32bitまでのPCM、および5.6MHz/2.8MHzのDSD再生フォーマットに対応。なお、5.6MHz DSDは2.8MHzに、352.8kHz PCMについては176.4kHzにダウンコンバートとしての再生となる。A/DコンバーターはDSD非対応で、最大192kHz/24bitまでの対応となる。
ローランドが開発したDSPオーディオエンジン「S1LKi」(詳細記事)は、44.1kHzのフォーマットを一旦176.4kHz(48kHzの場合は192kHz)へアップサンプリングした上で1bit信号へ変換する高音質化技術。通常はD/Aコンバーター内で行われるアップサンプリング/ダウンサンプリングをこのS1LKiで実行することで、元データのフォーマットに最適化された音楽的な信号処理が可能となっている。
スタジオ品質のプリアンプ回路の搭載、ダイレクト・モニタリングが行えるデジタルミキサーの内蔵も本機の特徴。またA/Dコンバーター部にもS1LKiを用いることで、高品位なA/D変換を可能にしている。電源はACアダプターからの供給となる。
筐体はアルミダイキャスト製で、精度の高い金属加工が施されている。筐体上面には大型ボリューム・ダイヤル、操作に追随して発光するLEDインジケーター、レベルメーターなどを搭載している。
USBはmicro B端子を搭載。ライン入出力は、2chフォーン端子を各1系統ずつ備える。さらに2chのXLR入力およびXLR出力を搭載したブレークアウト・ボックスが付属。本体側の出力とは別に独立して使用することができ、最大6chのマルチチャンネル出力に対応している。
ヘッドホン出力については、ステレオ標準端子とステレオミニ端子を1系統ずつ搭載している。本機はACアダプターからの電源供給を作用しており、電源が強化できたことでハイインピーダンス・ヘッドホンの駆動にも対応できるとのことだ。
本体の外形寸法/質量の外形寸法は、115W×44H×161Dmm/490g。ブレークアウトボックスの外形寸法/質量は、136W×42H×65Dmm/360gとなる。
内覧会にはRJSカンパニー社長の富田高宏氏が挨拶。「今年もNAMMショウにて多くの製品を発表させていただき、すでにインターネット等でその詳細は伝わっているかと思います。しかし、我々が本当に伝えたいのはそのスペックではなく、新しい楽器で何ができるのか、どんな可能性が提案できるのかということです」とコメントした。
また、同社が「Unleash」(解き放つ、の意)というコンセプトを基に今回の製品群を開発したことも紹介し、「これからもイマジネーションを解き放つ製品を手がけていきたいと思います」と説明していた。
内覧会では、今年1月末に開催された世界最大規模の楽器見本市「NAMM Show 2015」で発表された製品も多数紹介。Rolandブランドからは、アナログ/デジタルの2つのエンジンを搭載したクロスオーバーシンセサイザー「JD-Xi」、BOSSブランドからはベース用エフェクター“Bass Driver”「BB-1X」やボーカル用リバーブ“Vocal Echo”「VE-1」などが披露された。