従来機からのアップグレードサービスも実施
アクシス、AYREの創立20周年記念・旗艦ステレオ・パワーアンプ「VX-R Twenty」
アクシスは、Ayre Acoustics社の旗艦ステレオ・パワーアンプ「VX-R Twenty」を5月より発売する。価格は3,600,000円(税抜)。なお、従来モデル「VX-R」から本機へのアップグレードサービスも1,200,000円(税別/ペア/工賃込/送料別実費)にて実施される。
VX-R Twentyは、VX-Rからの完全モデルチェンジ機で、プリ、モノラル・パワーに続く、Ayre創立20周年を記念したリファレンスシリーズのステレオ・パワーアンプ。先行して登場したモノラル・パワーアンプ「MX-R Twenty」の技術やノウハウを単一筐体に投入している。
ゼロフィードバックの実現、フルバランス・ディスクリート構成回路からEI電源トランスまでを全てL/R独立としたデュアル・モノ構成、アルミ削り出しのモノコック・シャーシなど、VX-Rの基本コンセプトは踏襲。加えて本機は、新たに増幅段の「EquiLock」カレントミラー回路を最適化し、出力段には「ダブルダイヤモンド回路」を採用。さらに新電源回路「AyreLock」リニア・パワーサプライを搭載するなど、最新技術が投入された。電源トランスをL/Rchに各1ユニット配置し、出力を200W(@8Ω)/400W(@4Ω)とした以外は、基本的に全内容をMX-R Twentyに準拠したとのことだ。
■出力段に「新ダブルダイヤモンド回路」を搭載
VX-R Twentyの出力段には、MX-R Twentyで確立した新方式「ダブルダイヤモンド出力回路」を搭載。一般的にダイヤモンド回路は、補助的に組まれたNPN/PNPトランジスター出力段を、上下対称に配置した初段トランジスターのエミッタフォロアでドライブ。高い電流駆動能力で高S/Nと低歪率を実現する。
そしてこの「ダブルダイヤモンド回路」は、出力段だけでなく初段までをコンプリメンタリー・プッシュプル回路とした二重構造としている。これにより一般の回路は膨大な熱が発生するのに対して、ダブルダイヤモンド回路では温度上昇を35%抑えることに成功。低域でのより強力なパワーハンドリングと制動力を実現したという。
また本機のダブルダイヤモンド回路は、ホット/コールドの各位相に均等に組み込まれ完全バランス回路を形成。片チャンネル当たり、バイポーラ素子12個(ホット/コールド各々に3パラのNPN/PNP)による出力段の強力な電流駆動能力を最大限引き出しながら、より高い忠実性とクリアネスを獲得した。これはノン・フィードバック、フル・バランスというAyreの思想を体現した最新技術とのこと。
■独自の「EquiLock」回路を適正化して動特性をさらに改善
EquiLock回路は、カスコード/カレントミラー増幅回路を発展させた独自の増幅回路。ゲイントランジスターのリニアな動作特性領域を保つために、電源電圧を安定的にホールド。電圧変動が引き起こすゲイントランジスターのコンダクタンス、キャパシタンス特性変化による動特性の乱れを抑える。本機にはMX-R Twentyで改良され動特性を高めたEquiLock回路をゲインステージの全てに搭載。高いリニアリティーと広帯域を超低歪率で達成している。
■「AyreLock」ボルテージ・レギュレーターを採用
電源回路には、Ayreが長年こだわってきたディスクリート・リニア・アナログ方式を採用。さらにVX-R Twentyではこの回路に、従来のシングル・パワートランジスター出力方式によるレギュレーターに替えて、あたかもコンプリメンタリー・プッシュプル出力回路のように作動する新開発「AyreLock」ボルテージ・レギュレーターを搭載。電流増大時は瞬時にプルアップして出力を上げ、減少時には瞬時にプルダウンして適正出力を保つことで、音楽信号のダイナミクスの起伏がもたらす消費電流の増/減双方に対する微細な変動に、鋭敏に対応できる超安定化電源を実現した。
また膨大な電流駆動が要求される出力段への電力供給には、さらに低損失かつ大容量を実現する整流素子としてTO-247パッケージの新デバイスを採用。高い電源供給能力を達成した。
■信号経路の全てに超高品位抵抗Vishay foil SMTユニット抵抗を採用
高性能メタルフィルム抵抗に比べてコストが20倍にも及ぶVishay foil SMTユニット抵抗を、新たに信号経路の全てに採用。高精度と高安定性において高いハイパフォーマンスを実現し、さらなる高音質化に貢献したという。
■VX-R からVX-R Twentyへのテクノロジーの継承
前述の通り、本機は完全デュアルモノ構成によるステレオアンプ、筐体・ヒートシンク一体型のアルミブロック切削モノコックシャーシなどVX-Rで実現された技術をベースとしている。フィードバックを一切使用しないゼロフィードバック・サーキット・デザイン、全段フル・バランスかつオペアンプを一切使用しないディスクリート回路構成、カスタムメイドのオーディオグレード抵抗や高品位ポリスチレン・コンデンサの採用、超低損失・回路基板材の採用など、多くのノウハウやテクノロジーを踏襲している。
VX-R Twentyは、VX-Rからの完全モデルチェンジ機で、プリ、モノラル・パワーに続く、Ayre創立20周年を記念したリファレンスシリーズのステレオ・パワーアンプ。先行して登場したモノラル・パワーアンプ「MX-R Twenty」の技術やノウハウを単一筐体に投入している。
ゼロフィードバックの実現、フルバランス・ディスクリート構成回路からEI電源トランスまでを全てL/R独立としたデュアル・モノ構成、アルミ削り出しのモノコック・シャーシなど、VX-Rの基本コンセプトは踏襲。加えて本機は、新たに増幅段の「EquiLock」カレントミラー回路を最適化し、出力段には「ダブルダイヤモンド回路」を採用。さらに新電源回路「AyreLock」リニア・パワーサプライを搭載するなど、最新技術が投入された。電源トランスをL/Rchに各1ユニット配置し、出力を200W(@8Ω)/400W(@4Ω)とした以外は、基本的に全内容をMX-R Twentyに準拠したとのことだ。
■出力段に「新ダブルダイヤモンド回路」を搭載
VX-R Twentyの出力段には、MX-R Twentyで確立した新方式「ダブルダイヤモンド出力回路」を搭載。一般的にダイヤモンド回路は、補助的に組まれたNPN/PNPトランジスター出力段を、上下対称に配置した初段トランジスターのエミッタフォロアでドライブ。高い電流駆動能力で高S/Nと低歪率を実現する。
そしてこの「ダブルダイヤモンド回路」は、出力段だけでなく初段までをコンプリメンタリー・プッシュプル回路とした二重構造としている。これにより一般の回路は膨大な熱が発生するのに対して、ダブルダイヤモンド回路では温度上昇を35%抑えることに成功。低域でのより強力なパワーハンドリングと制動力を実現したという。
また本機のダブルダイヤモンド回路は、ホット/コールドの各位相に均等に組み込まれ完全バランス回路を形成。片チャンネル当たり、バイポーラ素子12個(ホット/コールド各々に3パラのNPN/PNP)による出力段の強力な電流駆動能力を最大限引き出しながら、より高い忠実性とクリアネスを獲得した。これはノン・フィードバック、フル・バランスというAyreの思想を体現した最新技術とのこと。
■独自の「EquiLock」回路を適正化して動特性をさらに改善
EquiLock回路は、カスコード/カレントミラー増幅回路を発展させた独自の増幅回路。ゲイントランジスターのリニアな動作特性領域を保つために、電源電圧を安定的にホールド。電圧変動が引き起こすゲイントランジスターのコンダクタンス、キャパシタンス特性変化による動特性の乱れを抑える。本機にはMX-R Twentyで改良され動特性を高めたEquiLock回路をゲインステージの全てに搭載。高いリニアリティーと広帯域を超低歪率で達成している。
■「AyreLock」ボルテージ・レギュレーターを採用
電源回路には、Ayreが長年こだわってきたディスクリート・リニア・アナログ方式を採用。さらにVX-R Twentyではこの回路に、従来のシングル・パワートランジスター出力方式によるレギュレーターに替えて、あたかもコンプリメンタリー・プッシュプル出力回路のように作動する新開発「AyreLock」ボルテージ・レギュレーターを搭載。電流増大時は瞬時にプルアップして出力を上げ、減少時には瞬時にプルダウンして適正出力を保つことで、音楽信号のダイナミクスの起伏がもたらす消費電流の増/減双方に対する微細な変動に、鋭敏に対応できる超安定化電源を実現した。
また膨大な電流駆動が要求される出力段への電力供給には、さらに低損失かつ大容量を実現する整流素子としてTO-247パッケージの新デバイスを採用。高い電源供給能力を達成した。
■信号経路の全てに超高品位抵抗Vishay foil SMTユニット抵抗を採用
高性能メタルフィルム抵抗に比べてコストが20倍にも及ぶVishay foil SMTユニット抵抗を、新たに信号経路の全てに採用。高精度と高安定性において高いハイパフォーマンスを実現し、さらなる高音質化に貢献したという。
■VX-R からVX-R Twentyへのテクノロジーの継承
前述の通り、本機は完全デュアルモノ構成によるステレオアンプ、筐体・ヒートシンク一体型のアルミブロック切削モノコックシャーシなどVX-Rで実現された技術をベースとしている。フィードバックを一切使用しないゼロフィードバック・サーキット・デザイン、全段フル・バランスかつオペアンプを一切使用しないディスクリート回路構成、カスタムメイドのオーディオグレード抵抗や高品位ポリスチレン・コンデンサの採用、超低損失・回路基板材の採用など、多くのノウハウやテクノロジーを踏襲している。
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