最大800Ωのヘッドホンを駆動可能

アユート、CHORDのDAC内蔵ポタアン「Mojo」。11.2MHz DSDネイティブ対応で約7.5万円

公開日 2015/10/15 11:00 編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アユートは、英国CHORD ElectronicsのDAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「Mojo」を11月上旬より発売する。価格はオープンだが、75,000円前後での実売が予想される。

「Mojo」

筐体は手のひらに収まるサイズだ

なお、このMojoは10月24日より開幕する「秋のヘッドホン祭 2015」に出展され、試聴も可能となる。また具体的な発売日は、決定し次第アナウンスするとしている。

CHORDは、ポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Hugo」(関連ニュース)の世界的評価を受けて、今回の「Mojo」の開発に至ったとのこと。CHORDのD/Aコンバーターの特徴であるFPGAを用いた独自アルゴリズムによるD/A変換を本機も採用。MojoにはXilinx(ザイリンクス)社の新世代FPGA「Atrix7」が搭載され、最大768kHz/32bitのPCM、およびDSD256(11.2MHz DSD)のネイティブ再生をサポートする。

ヘッドホン出力については、最大800Ωのヘッドホンのドライブ、および1Ω未満の出力インピーダンスを実現するという。ヘッドホン出力端子は、3.5mmステレオミニを2系統備えている。

ヘッドホン出力はステレオミニを2系統搭載

デジタル入力端子部

デジタル入力はmicroUSB(最大768kHz/32bit)×1、同軸デジタル(最大768kHz/32bit)×1、光デジタル(192kHz/24bit)×1を搭載する。また充電用として別途microUSB端子を備えている。

なお、iPhone/iPod/iPadとはLightning-USBカメラアダプタを使っての接続が可能。ソニーのウォークマン「NW-ZX2」「NW-ZX100」「NW-ZX1」「NW-Aシリーズ」とはソニー「WMC-NWH10」を使用しての接続が可能となっている。

筐体にはブロック削り出しの航空機グレードアルミを採用。その一方で、外形寸法は82W×22H×60Dmm、質量は約180gとコンパクトかつ軽量に仕上げている。電源には1,650mAhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、最大約8時間の再生に対応するとのこと。

Lightning-USBカメラアダプタ経由でiOS端末との接続も可能

本体LEDのカラーで再生サンプリングレートを表示

本体にはLEDを備えており、Hugoと同様に、そのカラーの変化で再生ソースのサンプリングレートを表示する。

カラーはブラック1色展開。出力レベルは600Ωで35mW、8Ωで720mWとなる。出力インピーダンスは0.075Ω、ダイナミックレンジは125dB、THDは-0.00017%(@3V)。

製品のさらなる詳細については、追って発表される。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク