ネクストマイルストーンが正式発表
独ゼンハイザー、超弩級ヘッドホン「Orpheus」正式発表。5万ユーロ
独ゼンハイザーは、超弩級ヘッドホン「Orpheus」を発表した。同社が70周年記念イベントで披露した、プロジェクト「Next Milestone」(関連ニュース)が正式にOrpheus後継機として発表された格好。価格は5万ユーロ(1ユーロ133円換算で約665万円)程度を見込む。発売時期は2016年中頃を予定する。日本での販売時期や販売価格、販売方法は未定。
初代Orpheusは、1991年に発売された、真空管アンプと静電型ヘッドホンのセットシステム。ヘッドホン部は「HE90」、ヘッドホンアンプ部は「HEV90」という名称でも知られている。当時の価格は12,900ドルで、300台のみ限定販売された。今回、約25年の時を経て、その後継機が発表されたことになる。なお初代Orpheusは、2013年1月のInternational CESなど、近年の展示会にも登場していた。
ゼンハイザーは今回の新Orpheusについて、「オーディオの新しいチャプター」と表現。「きっと世界最高のヘッドホンだ」とも述べている。同社CEOのDaniel Sennheiser氏は、「全く独自の方法で、音に直接浸されたような、完璧なイリュージョンを作り出した」と表現している。Daniel Sennheiser氏が先月来日した際のインタビュー記事はこちら。
同じくゼンハイザーCEOのAndreas Sennheiser氏は、「Orpheusは、パーフェクトサウンドを追求するという我々のコミットメントを示すもの」とコメント。専門家チームが約10年間に渡り開発を行ったという。
今回の製品は、ヘッドホン部「HE 1060」とヘッドホンアンプ部「HEV 1060」で構成されている。
アンプ部は真空管アンプとトランジスターアンプの長所を組み合わせた、革新的な構成を採用。アンプのハウジングには、イタリアのカラーラで採れた大理石を採用している。ボリュームは真鍮削り出しで、クロームメッキが施されている。
アンプ部の背面には、デジタル入力として4系統を装備。同軸、光、USB、HEADPHONE 2端子を備えている。またアナログ入力はXLRバランスとRCAアンバランスを装備。アナログ出力も同じくXLRバランスとRCAアンバランスを搭載している。
内部の回路写真も公開。DACにESSのES9018Sが搭載されていることがわかる。ほかにXMOSの姿も見える。
スイッチを入れると各種パーツが動いて出てくることも特徴で、ボタンを押すと前面のボタンがせり出し、真空管が上に現れる。さらにヘッドホンを覆うカバーが開かれ、ヘッドホンが登場する。ヘッドホンは静電型。
部品は6,000以上で、いずれも細心の注意を持って選択されたという。ヘッドホン部には金を蒸着させたセラミック電極や、プラチナを蒸着させたダイヤフラムなどを採用している。
70周年記念イベントで公開された際の動画は以下の通り。
初代Orpheusは、1991年に発売された、真空管アンプと静電型ヘッドホンのセットシステム。ヘッドホン部は「HE90」、ヘッドホンアンプ部は「HEV90」という名称でも知られている。当時の価格は12,900ドルで、300台のみ限定販売された。今回、約25年の時を経て、その後継機が発表されたことになる。なお初代Orpheusは、2013年1月のInternational CESなど、近年の展示会にも登場していた。
ゼンハイザーは今回の新Orpheusについて、「オーディオの新しいチャプター」と表現。「きっと世界最高のヘッドホンだ」とも述べている。同社CEOのDaniel Sennheiser氏は、「全く独自の方法で、音に直接浸されたような、完璧なイリュージョンを作り出した」と表現している。Daniel Sennheiser氏が先月来日した際のインタビュー記事はこちら。
同じくゼンハイザーCEOのAndreas Sennheiser氏は、「Orpheusは、パーフェクトサウンドを追求するという我々のコミットメントを示すもの」とコメント。専門家チームが約10年間に渡り開発を行ったという。
今回の製品は、ヘッドホン部「HE 1060」とヘッドホンアンプ部「HEV 1060」で構成されている。
アンプ部は真空管アンプとトランジスターアンプの長所を組み合わせた、革新的な構成を採用。アンプのハウジングには、イタリアのカラーラで採れた大理石を採用している。ボリュームは真鍮削り出しで、クロームメッキが施されている。
アンプ部の背面には、デジタル入力として4系統を装備。同軸、光、USB、HEADPHONE 2端子を備えている。またアナログ入力はXLRバランスとRCAアンバランスを装備。アナログ出力も同じくXLRバランスとRCAアンバランスを搭載している。
内部の回路写真も公開。DACにESSのES9018Sが搭載されていることがわかる。ほかにXMOSの姿も見える。
スイッチを入れると各種パーツが動いて出てくることも特徴で、ボタンを押すと前面のボタンがせり出し、真空管が上に現れる。さらにヘッドホンを覆うカバーが開かれ、ヘッドホンが登場する。ヘッドホンは静電型。
部品は6,000以上で、いずれも細心の注意を持って選択されたという。ヘッドホン部には金を蒸着させたセラミック電極や、プラチナを蒸着させたダイヤフラムなどを採用している。
70周年記念イベントで公開された際の動画は以下の通り。
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